
不良同士の抗争を描いた『BADBOYS -THE MOVIE-』で、映画初主演を務めたJO1の豆原一成さん。憧れの存在として掲げる父親のこと、休日も欠かさないトレーニングを続ける意外なコツなど、熱い男のチャーミングな素顔に迫りました。
》【前篇】「僕はかわいいですって言うようにしてます(笑)」JO1豆原一成が自覚した“自身の強み”
俳優としての活動をJO1に還元できたら

――JO1のメンバーには俳優として活躍しているメンバーもいますが、刺激を受けることは?
『BADBOYS -THE MOVIE-』の撮影をしている時期に、(川西)拓実くんが映画『バジーノイズ』の宣伝をしたり『逃走中 THE MOVIE:TOKYO MISSION』の撮影をしていたんです。作品によって全くキャラクターが違っていたので、俳優としてすごくリスペクトしています。
いろんな仕事を頑張っているメンバーを見ているとやっぱり刺激をもらうし、僕も弱音を吐いていられないなって思いますね。『BADBOYS -THE MOVIE-』で主演を任されたのも、JO1というグループがあってこそだと思うんです。みんなのおかげでいただけたお仕事なので、俳優としての活動をJO1に還元できたらと思っています。
――豆原さんにとっての憧れの存在はいますか?
やっぱり父親ですかね。僕の夢に対して「一成ならいける」といつも応援してくれるし、たまに深い話になるとすごく的確なアドバイスをしてくれるんです。すごく優しいと思います。
――怒られたことは?
小さい頃は怖かったんです。お姉ちゃんとも「昔は怖かった」というのが共通認識。逆にお母さんは口うるさいくらいで、小さい頃から喧嘩ばかりしてました。

――豆原さんはどちらに似ていますか?
感情を表に出す熱さはお母さんに似ているかもしれません。ただ、ひとつのことを追求するオタク気質なところはお父さんに似てるかも。『仮面ライダー』好きはお父さんの影響ですから。
お父さんはよく「俺は自分の夢を叶えられなかったから、一成には叶えてほしい」と言ってくれるんです。悔しい過去かもしれないのに、優しいですよね。
僕が活動している姿を見せることが何よりの親孝行。この間も東京ドーム公演に来てくれたし、「大変だと思うけど頑張れよ」と、たまに長文の連絡が来るんです。普段は口数が少ないけれど、たまに内に秘める熱い想いを言葉にしてくれるかっこよさがある。僕もお父さんのような男になりたいです。
2025.05.27(火)
文=松山 梢
写真=佐藤 亘
ヘア&メイク=河本 茜
スタイリング=岡本健太郎