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やっぱりお金はかかりますよね

――初めての犬との暮らしで、驚いたことはありますか?

 驚いたというより、やっぱりという感じですけど、お金はかかりますよね。1ヶ月半に1回、トリミングしに行くんですけど、2匹分じゃないですか。1回で2万5000円くらいかかるので、僕より高いなと思ったりしますね。保険も入ってますし、病院にも定期的に連れて行っていて。レオナルドがパテラっていう膝の脱臼があって薬を飲ませているので、お金はかかりますね。

 あと、今は家に慣れたのでなくなりましたけど、来た当初は聞いたことがない音がすると吠えてたんです。僕、麻雀が大好きで。家に雀卓があって後輩や先輩を呼んで一緒にやるんですけど、麻雀牌ってガラガラ、ジャラジャラと音がするじゃないですか。2階、3階にいるとほぼ聞こえないんですけど、犬って聴覚が鋭いからその音をさせるるとワンワン!って吠えてて。夜遅くとか、ワイフに「うるさくて寝られへん!」って怒られたりもしてたので、今後、家で麻雀できひんようになるんかなと心配してたんです。けど、今は慣れて、どんな音がしようが吠えなくなりました。

――赤ちゃんとの関係に日々変化はありますか?

 最近ずり這いできるようになったんですけど、赤ちゃんがクッションの上に座ってるビスマルクに近寄って触ってたんです。僕、家にいなかったんですけど、うぅ……って威嚇されてたらしいです。赤ちゃんも成長してるんですかね? 昔は毛をつかんで引っ張ったりしてたんですけど、最近は優しく触るようになってきて。犬がなんなのか、ちょっとずつわかってきてんのかなと思いました。今後、もっと仲良くなってくれたら嬉しいですね。

――兼光さんにとって、レオナルドくんとビスマルクくんはどんな存在ですか?

 うわぁ、難しいですね。どういう存在なんやろ? ……あ、あれや。ゲームのヒットポイント回復拠点。癒されて、回復できる。毎日、活力をもらってます。あと、我が子のように思っているところもあります。奥さんに「子供3人やなぁ」って言ったら、「4人や!」って言われましたけど。

――兼光さんも子どもの一人だと。

 はい(笑)。これからも元気でいてほしいなと思っています。

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兼光タカシ(かねみつ・たかし)

1978年11月10日生まれ、大阪府出身。高校の同級生だった岩橋良昌と2003年にプラス・マイナスを結成。「ABCお笑い新人グランプリ」優秀新人賞、「NHK上方漫才コンテスト」最優秀賞、「上方漫才大賞」大賞を獲得する。2024年にコンビを解散し、ピン芸人となった。
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Instagram @kanemitsutakashi

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Column

お笑い芸人の“うちの子”紹介

今をときめくお笑い芸人たちが愛すべきペットとの生活を語ります。飼い始めたきっかけやその子のチャームポイント、可愛い! と思う瞬間や彼らとの暮らしのなかで気づいたことなど、たっぷり語ってもらいました。しゃべれども、しゃべれども、ペットへの愛は尽きないようです。

2025.05.30(金)
文=高本亜紀
撮影=釜谷洋史
写真=兼光タカシ