尾道旅の締めくくりは極上のルーフトップバーで

 尾道の味を堪能したら、締めくくりには宿自慢のルーフトップバーへ。

 尾道倶楽部スイートと同様に開けたそのバーからは、尾道の夜景が一望できる。天気の良い日には、夜風にあたりながら、尾道らしいカクテルを味わうのはいかが。

 レストランだけでなく、このルーフトップバーでも尾道らしさに満ちた味わいを堪能することができる。

 バーテンダーの寒川悠太朗さんが「ここに来たら是非飲んで欲しい」と話すのが広島県呉市のクラフトジン瀬戸内―檸檬―と瀬戸田レモンを余すことなく、丸ごと1個使った尾道レモンサワーだ。

 皮にえぐみがなく、酸味が出すぎない瀬戸田レモンを使ったレモンサワーは食後のひとときを始める1杯にもふさわしい。

 シグネチャーは2種類。

 尾道倶楽部のリニューアルオープンを飾る「カーテンアップ」はオールドトムジンとピーチリキュールなどを使ったカクテル。猫の街・尾道にあやかって、ボトルに猫が描かれているオールドトムジンを選んだのだとか。

 もうひとつのシグネチャー「8mm」も尾道にちなんでいる。多くの映画のロケ地となったことから着想し、クラシックカクテル「チャーリーチャップリン」をツイストした逸品だ。どちらも飲みやすいが度数が強いので、飲みすぎには注意。

 尾道周辺のジンだったり、ウイスキーなどこれからどんどん増やしていく予定と寒川さんは意気込む。ルーフトップバーやレストランのランチでは、宿泊者以外でも利用することが可能。もし他のホテルに滞在をしていても、是非足を運びたいスポットだ。

自分が見た尾道の光景が絵ハガキになる。ユニークなレタールームのサービスも

 尾道倶楽部には他にもさまざまな滞在する理由が。

 レタールームでは、自分が撮った尾道の写真をハガキ印刷し、その場から郵送できるサービスを利用できる。さらに、過去に泊まった宿泊者とやりとりをしたり、これからの宿泊者におすすめスポットを伝える手紙を送ったりできるポストも設置。人が行き交う尾道らしい取組みだ。

 尾道の魅力が詰まった尾道倶楽部。観光の拠点にも、尾道そのものにじっくり浸る、籠る滞在にもふさわしい新しいホテル、この次の旅の目的にしてみては。

尾道倶楽部

所在地 広島県尾道市西土堂町15-20
電話 0848-29-9206
宿泊料 1泊1名19800円~(税・サービス料込)
営業時間 ルーフトップバー/17:00~23:00(L.O.22:30)
カフェ「SEN COFFEE」/10:00~17:00(L.O.16:30) ※毎週水曜・木曜定休 (祝日の場合は振替営業)
ランチ レストラン「YUKAI」/11:00~14:00(L.O.13:30) ※毎週水曜定休 (祝日の場合は振替営業)
スーベニアショップ/8:00~22:30
https://onomichi-club.jp/

2025.05.17(土)
文=CREA編集部