日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。
今回は、中国エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
※過去掲載記事の内容を2025年版にアップデートし、再公開しています。
◆鳥取県
◆大山を望むチューリップ畑

4月中旬になると、日吉津村(ひえづそん)の国道431号線沿い南側に色鮮やかなチューリップ畑が出現。色とりどりの花の列には札が付いていて、名前や品種を知ることができます。
霧がなく、よく晴れた日は、バックに中国地方最高峰の大山(だいせん)を望むことも。アングルを変えれば、製紙工場を背景にしたチューリップ畑も鑑賞できます。
赤や黄色のチューリップが満開に咲く頃には、チューリップマラソンも実施。春の日差しを感じながら、色とりどりの花々を駆け抜ければ、爽快な気分に。
※駐車場はありません。チューリップ畑の周辺は、田畑があり細い生活道路沿いにあるため、マナーを守って鑑賞をお願いします。
見ごろの時期:例年4月上旬~4月中旬
第47回日吉津村チューリップマラソン大会
2025年4月13日(日)
大山を望むチューリップ畑(だいせんをのぞむチューリップばたけ)
所在地 鳥取県西伯郡日吉津村富吉地区
◆島根県
◆江島大橋のダイヤモンド朝日

自動車メーカーのテレビCMに登場し、通称「ベタ踏み坂」として一躍有名となった、松江市と境港市を結ぶ中海にかかる「江島大橋」。
全長は1,446メートル。最上部は水面からの高さが約45メートルに達し、コンクリート製の桁橋としては日本一のPCラーメン構造の橋になります。
時間や季節によって見え方も異なる「江島大橋」は、撮りたい、見たい景観に合わせて様々な表情の風景が楽しめる絶景スポットです。
中でも5月下旬と7月中旬から下旬に現れる、橋に火が灯ったような「ダイヤモンド朝日」は必見。見られるのは年間を通して2回だけという貴重な光景を撮影するために、早朝から多くの写真愛好家が詰めかけます。
見ごろの時期:5月後半、7月後半
江島大橋のダイヤモンド朝日 (えしまおおはしのダイヤモンドあさひ)
所在地 島根県松江市八束町~鳥取県境港市
https://www.kankou-matsue.jp/kankou/desc/?cat=%E8%A6%B3%E5%85%89%E6%96%BD%E8%A8%AD&spot=27705
◆岡山県
◆菜の花シンボルロード

奈義町の中心に位置し、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した磯崎新氏設計の奈義町現代美術館から、中国山地の秀峰・那岐山へ向かってのびる、奈義町シンボルロード。
毎年4月中旬頃になると道の両側に菜の花が咲き、見るだけで元気が出そうな黄色の大地が登場。約1キロにわたって続く奈義町シンボルロードの周辺が、ビタミンカラーに彩られます。
菜の花シンボルロード(なのはなしんぼるろーど)
所在地 岡山県勝田郡奈義町豊沢
https://www.okayama-kanko.jp/spot/11817
2025.03.29(土)
文=CREA編集部