この記事の連載

飲む点滴! 麹甘酒のつくり方

 甘酒に使う麹は、もちろん市販のものでもOK。炊飯器があれば、保温機能を使って簡単においしい甘酒ができあがります。

材料

米 2合
米麹 320〜350g
水 1.5〜2カップ

作り方

(1)炊飯器で、米2合を普通の水加減で炊く。炊けたら炊飯器に入れたまま、熱々のごはんに分量の水を少しずつ加えて混ぜる。

(2)65℃まで温度が下がったら、麹をほぐしながら加え、ダマにならないようによく混ぜる。温度が下がりすぎないよう注意し、55〜65℃をキープする。

(3)表面を平らにならし、炊飯器の蓋を開けたままぬれぶきんをかけて、8〜12時間保温する。6時間くらいの時点でいったんかき混ぜ、ふきんが乾いたら濡らす。

(4)米の粒が溶けて、甘くなっていたらできあがり。甘みが足りなければ3〜6時間ほど保温する。

日本の食文化に欠かせない「麹」

 30種類以上の酵素が含まれ、腸内環境を整えるのに最強の食品である麹を日常生活に上手に取り入れることで、手軽にいいことづくめの生活を手にいれちゃいましょう!

» 前篇:「甘酒と“味噌湯”が僕のおすすめ」麹文化研究家に聞いた麹との出会いと最強の健康食品・麹の魅力を読む

麹づくりと発酵しごと: 麹、味噌、醤油、甘酒、酒種パン、発酵調味料のレシピ

著・なかじ
定価 2,200円
農山漁村文化協会
» この書籍を購入する(Amazonへリンク)

なかじ

麹文化研究者家。千葉県の造り酒屋「寺田本家」で、8年間に渡り蔵人頭として酒造りに関わり、伝統的醸造技術・麹技術を修得。その後独立、「麹の学校」開始。2020年に麹作り本『麹本〜koji for life~』を発表、『玄米ごはんと野菜のおかず』(パルコ出版)、『酒粕のおいしいレシピ』(農文協)などを出版し、新刊は『麹づくりと発酵しごと』(農文協)。
https://www.nakaji-minami.com/

← この連載をはじめから読む

2025.02.19(水)
文=吉川愛歩 
写真=末永裕樹(インタビュー)、寺澤太郎