この記事の連載

人生で思わず夜ふかしして読んでしまったマンガは?

◆『嘘喰い』迫稔雄/集英社

 銀髪にオールバックの青年、「嘘喰い」の異名を持つギャンブラー斑目貘を中心に、賭博倶楽部「賭郎」を介したギャンブルの世界を描く。

「一度読み始めると止められないタイプのため、頻繁に夜ふかしして読んでしまうのですが、『嘘喰い』を読み始めたら全然止め時がわからず、先が気になり過ぎて、ほぼ寝ずに一気読みしてしまったことがあります(全49巻)。今同じことをするのは体力的に厳しいだろうと思いますが、当時は読みたい欲>睡眠欲で、欲望のままに読んだあと、満ち足りた気持ちで爆睡しました。嘘喰いワールドから抜け出せずに変な夢を見て、翌日寝坊しかけましたが、それもまた良い思い出です」

荻野晶さんの「マンガを読むときのマイルール」

「本当に好きなマンガは電子と紙、両方で購入します。好きなマンガは紙で欲しいのですが、早く読みたくて0時を超えると電子で先に買ってしまうのです……。電子で買っておくと、出先で読めたり、友人にすすめたり、結果いろいろと便利なので買って後悔はありません!」

2024.09.14(土)
文=大嶋律子(Giraffe)