暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。

 「いつか」の旅行の参考に。眺めても美しい、秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

» #01 鈴なりの甲州ぶどう
» #02 本栖湖
» #03 瑞牆山
» #04 大石公園
» #05 笛吹川フルーツ公園
» #06 花の都公園
» #07 勝沼ぶどう郷のぶどう畑の紅葉
» #08 甲州市松里地区の枯露柿づくり
» #09 山中湖遊覧船から眺めるダイヤモンド富士
» #10 吐竜の滝

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆鈴なりの甲州ぶどう

 「甲州」は、日本を代表する固有品種。800年以上前に山梨県で発見されたとされる品種で、明治時代、本格的にワイン作りが始められてから、主に白ワインの原料となっている。

 現在、甲州市勝沼町には多くのワイナリーや農園があり、甲州ぶどうをはじめとする多種のぶどうが栽培されているため、旬の時期には豊富に実をつけた房がぶどう棚いっぱいに広がる、秋色の光景を望むことができる。

 また、10月中旬頃にはぶどうの葉が紅葉し、ぶどう棚を黄色や赤色などに染め上げる。

 山梨県はぶどうの生産量が日本一で、ワインの原料にもなる甲州ぶどうの収穫が、秋に最盛期を迎える。

 鈴なりに実をつけたぶどうが連なる様子は、山梨県の秋の風物詩なのだ。

見ごろの時期:10月

鈴なりの甲州ぶどう(すずなりのこうしゅうぶどう)

所在地 山梨県甲州市勝沼町

◆本栖湖

 「本栖湖」は富士山の北麓に位置する、本州一の透明度を誇る美しい湖。富士五湖のひとつであり、千円紙幣と旧五千円紙幣に描かれた「逆さ富士」のモデルになった場所である。

 紙幣の景観は、湖の西岸にある「中ノ倉峠」で撮影された写真を元にしたもので、この中ノ倉峠にある展望台が、富士山と湖を望む絶好の眺望スポットだ。

 秋には湖畔の木々が鮮やかな色に染まり、湖面に富士山と紅葉が映し出される神秘的な光景に。ただし、中ノ倉峠までは登山道となるため、登山せずにアクセスできる「本栖湖展望公園」や「浩庵キャンプ場」もおすすめ。

紅葉の見ごろの時期:10月下旬~11月上旬

本栖湖(もとすこ)

所在地 山梨県南都留郡富士河口湖町、南巨摩郡身延町
https://www.town.fujikawaguchiko.lg.jp/

2024.10.05(土)
文=CREA編集部