この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年9月30日)

» きのうのレシピ「牛ミントのっけごはん」

連載「のっけて、食べる」が一冊の本に!

フードライターの白央篤司さんと料理研究家のしらいのりこさんが、365日毎日交代で綴ったCREA WEBの人気転載「のっけて、食べる」の書籍が発売。365種のレシピの中から厳選した98レシピを収録しました。簡単でおいしくて、ちょっとの工夫で栄養もとれて、しかも洗い物も減らせる……忙しい私たちの助けになること間違いなしの一冊です。

発売日 2024年9月11日(水)
定価 1,540円(税込)
文藝春秋
» この書籍を購入する(Amazonへリンク)


vol.78 カツオのカレーたたき丼

カツオのカレーたたき丼。
カツオのカレーたたき丼。

 この連載を始めてから、高たんぱく低脂質のスーパーエリート食材のカツオの登場回数が多いことに気づき、「ひと月いちカツオ」ということにして、自制しておりましたが、戻り鰹のシーズンはもう一カツオ、いかせてください。

 しっかりと脂がのったカツオをたたきにしてカレーのソースをかけて。カツオというと臭みが気になるという方も多く、でも、このカレーソースなら臭みも気にならないし、ごはんにとっても合います。

■材料(1人分)

・カツオ(サク):100g
・にんにく(つぶす):1/2片
・玉ネギ(スライス):少々
・かいわれ大根(あれば):適量
・ごはん:適量

[A]
・醤油、酒、みりん:各大さじ1 
・カレー粉:小さじ1

・オリーブオイル:大さじ1
・塩、こしょう:少々

■作り方

(1) カツオには塩、こしょう少々をふる。

(2) フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱めの中火で熱し、カツオを入れる。

(3) カツオを転がしながら表面を焼き付け、途中玉ネギを入れ、玉ネギがしんなりしたらAを入れてなじませる。

(4) カツオを取りだして1センチ幅に切り分ける。ごはんにのせ、フライパンに残ったたれをかけて、かいわれ大根をのせて食べる。

 実は、私、プライベートであんまりかいわれ大根を使わなかったのですが、かいわれ上手の白央さんにつられて、最近、よく使うようになりました。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

← この連載をはじめから読む

Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.09.30(月)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔