写真集『原色 綾瀬はるか 2013ー2024』が注目を集める綾瀬に、ハワイの魅力、そして撮影時の思い出を尋ねた。(全3回の1回目/第2回、第3回を読む)
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7回目のハワイで感じた“羨ましいこと”
初めてハワイに行ったのは、確かポカリスエットのCM(2005年)でした。その後、何回か行っているし、今回で7回目くらいかな? 海が大好きだから嬉しくって。撮影でサーフィンとかボディボードに挑戦したこともあったんですけど、実はあれっきり(笑)。ボードが重くて、1人で挑戦するには大変そうだから。
今回の撮影もいろんな場所に行ったんですが、やっぱり基本は海。昇っていく朝陽、落ちていく夕陽のタイミングでそれぞれ撮った時がすごいきれいでした。ハワイって、自然と一体化している感じがするんですよね。現地の若者たちも晴れた日は崖に集まってきて、夕陽が落ちるのを眺めたり、そのまま海に飛び込んだり。海がこんなに近い生活をしていると、「じゃあ、今日もまた海行こう」みたいな感覚になるのが羨ましいなぁ。ただ、日本にいる時は「海のすぐ近くに住みたい」とは思わないんですよね。日本の海をあんまり知らないからかな?
ハワイで撮影する時って、日本にいる時と気分が全然違うから、それがすごく表情に影響する気がします。あと、誰が撮るかも、すごく大きいかも。今回のハワイ撮影は、アンディ(・チャオ)だったから。やっぱり付き合いが長くて安心感があるし、すごく楽しそうに撮る人なんですよ。撮影中、何だか面白くなってきて、私も笑っちゃうんです。ハワイは、私たちに、合ってるのかもしれないな。
〈「本当は色恋沙汰みたいなの聞きたいでしょうに(笑)」30代最後の日々を過ごす、綾瀬はるかの“気になるミライ”〉へ続く
2024.08.07(水)
文=「週刊文春」編集部