ハット攻略のポイントは、ツバのハリ

 ツバが全面に広がる「ハット」は、シルエットが縦にも横にも広がるため、特に小顔効果が高いアイテムです。

 ハット選びの最重要ポイントは「ツバのハリ」です。ツバにハリがある帽子は、クラシカルで、シックで大人な印象になります。対して、ツバがクシュッとしたものや、動きのある形になるほど、カジュアルな印象になります。

 最もクラシカルなハット(山高帽)は大人でセクシーな印象が強いのですが、最近のトレンドでは人気が下火です。とはいえ定番品なので、被るだけで大人スタイルにすることができます。 

「バケットハット」はトレンド感あふれる印象に

 目下、世間を席巻中の「バケットハット」は、被るだけで今っぽいスタイルになる、万能ハットです。クラシカルなハットと同様、シルエットが横に広がるためバランスが取りやすく、様々なヘアスタイルに合わせやすいのもポイントです。

 バケットハットの多くはツバが下を向いているため、目元が隠れやすく、クールでミステリアスな印象が強くなります。

 一方で、流行を受け、様々な素材や形のバケットハットが売られていますが、韓国で流行しているような、つばの広がりが控えめで、鉤針編みの柔らかい素材のものなどは、難易度が高めになります。

 街着として大人っぽく被りたい場合には、ツバにしっかりハリがあるものを選べば、大人っぽい印象になるのでオススメです。

 そして、バケットハットはアウトドアシーンから派生した帽子のため、ナイロンなどのクシャッとした素材のものも多いです。これらも上手に取り入れないと、“ガチ”アウトドアっぽく見えるため、使い方には注意が必要です。

2024.07.07(日)
文・イラスト=操作イトウ