カーテンについたテンテン汚れの正体は“カビ”

 冬のあいだ閉め切りにしていたカーテンなら、窓ガラスについた結露の水滴が染みてシミ汚れができていたり、黒いテンテン汚れがついていたりもしますが、このテンテンの正体はカビ。

 つまりそのままにしていると、カーテンを動かす度にカビの胞子を部屋に撒き散らしてしまい、空気の汚染、室内環境の悪化の原因となってしまいます。

 ジョンソンの「カビキラー」はカビ取り剤として有名ですが、「布」のカビ取りは用途外です。

 カビキラーの主成分である次亜塩素酸ナトリウムを用いた布用塩素系漂白剤は別に市販されています。塩素系漂白剤の使用が洗濯表示で許可されているカーテンについては、こういった別の布用塩素系漂白剤を使えることもありますが、それも真っ白なカーテンに限ります。

 塩素系漂白剤では色物は脱色してしまうので色むらや変色、黄変の可能性があります。くれぐれも注意してください。

 一般的なカーテンに用いられている素材、ポリエステルはプラスチックの一種なので、黒いテンテン状にカビが生えても洗濯だけで落とせることがほとんどです。それでもカビが心配なら、塩素系ではなく酸素系の漂白剤(粉なら過炭酸ナトリウム、液体なら過酸化水素水)の水溶液で漬け込むか、カーテンの洗濯頻度を高くすることをおすすめします。

カーテンは年に2回の洗濯が理想的

 ちなみにカーテンは年に2回(5月、11月)目安に洗濯するのが理想的。5月の洗濯を終えたら、次は夏の泥砂や煤煙を落とす11月と意識しておくと良いでしょう。まずは軽くて薄いレースのカーテンから、この週末にでも洗濯してみては?

きほんから新発想まで 家事ずかん750

定価 1,980円(税込)
朝日新聞出版
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2024.06.02(日)
文=藤原千秋