この記事の連載

「あなたがクリーニングに出している洗濯物のほとんどは、自宅でキレイに洗える!」と話すのは、クレイジーケンバンドや有名劇団の衣装クリーニングも担当するクリーニングのユニット「洗濯ブラザーズ」。彼らの技術を知って、年間10万円近くのクリーニング代を節約できた方もいます。

 洗濯ブラザーズの技術が詰め込まれた著書『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』より、なるべくアイロンを使わないコツや、ニットやコートをふんわり保つ乾かし方をご紹介します。(全2回の2回目。前篇を読む)


なるべくアイロンを使わないコツ

 洗濯物を干すときに、上下にバサバサと振って全体のシワを取っている人が多くいます。

 ワイシャツなど、襟(えり)の部分を左右にピンピンと引っ張っている人もいます。

 前身頃のボタンのついている部分を上下にピーンと引っ張る人もいて、なかなかの上級者だなぁと思います。

 でも、それでは、まだ足りません。

 カフス(袖口)の縫い目や、肩の縫い目、そういう縫い目の部分を引っ張っておきましょう。

 シャツでもズボンでも、縫い合わせの部分が水を吸っていちばん縮みます。

 生地全体を伸ばすだけでなく、縫い目のところをまめに引っ張っておくと、干し終わったときにヨレヨレになりません。

 なるべくアイロンを使わなくてもシワにならず、美しく仕上がるような洗い方、干し方というのは、ボクらの洗濯術の一大テーマです。

 アイロンをしっかりかけるためには、プロでも手仕上げの場合はシャツ一枚に20分ほどかかります。それを家庭で毎日するのは、とても大変です。

 でも、縫い目だけを手で引っ張るくらいならほんの数秒のこと。これだけでアイロンがけの負担がぐっと軽減されます。

 お気に入りの服はぜひ愛情を持って、ひと手間かけてあげてください。

2022.10.30(日)
文=洗濯ブラザーズ