この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、白央さん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年7月29日)

» きのうのレシピ「さば生利&どべっこ漬けのっけごはん」


vol.15 鶏ごぼう卵とじのっけごはん

 熊本県の菊池市というところを訪ねたとき、名産の「菊池水田ごぼう」なるものと出合いました。ごぼうらしい香りと味わいはしっかりありつつ、あっさり軽い風味がとてもよくて、以来見かけたら必ず買っています。

 アク抜き要らず、すぐ使えるのも嬉しい。ごぼうといえば鶏との相性が抜群ですね。今日は一緒に甘辛く炒めて、卵とじでのっけました。

■材料(1人分)

・ごぼう:1/3本
・鶏モモ肉:80~100g
・卵:1個
・めんつゆ(2倍希釈):大さじ1
・油:小さじ1
・ごはん:適量
・刻みネギ:お好みで

■作り方

(1) ごぼうはささがきにして、鶏肉は2センチ大に切る。

(2) 卵を容器に割り入れて、めんつゆを加えて溶いておく。

(3) フライパンに油を熱し、鶏肉とごぼうを炒め、鶏肉に火が入ったら(2)を加え、全体が軽く固まったら火を止める。

(4) ごはんに(3)をのせ、お好みで刻みネギを散らす。

 これ、撮影用に作って「後で食べよう」とおいておいたら、ツレがひとりで全部食べていました……。好物だそうです。ちょっとぐらい残しておいてくれてもいいのに。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.07.29(月)
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔