この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年7月28日)。ご紹介している商品「大辛! どべっこ漬」は、2024年7月28日現在497円になります。

» きのうのレシピ「イワシのかば焼き丼」


vol.14 さばの生利&どべっこ漬けのっけごはん

 岩手旅のお土産シリーズその2。盛岡のスーパーで購入した「さばの生利」(さばのなまり)。

 カツオの生利は頂いたことがありますが、さばの生利は初めてです。

 生利とは魚の頭部・内臓を取り除いて、そのまま蒸したり、茹でたりしたもの。

 生姜醤油に漬けたりするといいらしいのですが、私は手でほぐして、遠野市で購入した「どべっこ漬」と一緒に和えてみました。

 ちなみに遠野ではどぶろくの事を「どべっこ」と言うそうで、どべっこ漬には、どぶろくに使う米麹が使用されてます。

 青唐辛子と米麹を混ぜて熟成させ、大根もろみ漬・胡瓜もろみ漬を細かく刻んで混ぜたもので、青唐辛子の特有の辛さが利いてます。

 この組み合わせ、大正解! くぅぅ~、ごはんに合う合う!

■材料(1人分)

・さばの生利:1/4本
・どべっこ漬:好きなだけ
・ごはん:適量

■作り方

(1) さばの生利の骨をぬき、手で裂く。どべっこ漬けと和え、ごはんにのせる。
※どべっこ漬はかなり辛いので、少しずつ様子を見ながら混ぜて。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.07.28(日)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔