天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(22)は、4月1日に日本赤十字社へ初出勤された。ネイビーのベーシックなスーツに白いシャツ、ブラックのローヒールパンプスをお召しになり、ポニーテール姿で颯爽と初日を迎えられた。少し長めの丈のフレアスカートが上品で、愛子さまらしさを感じた。

両陛下からは「頑張って行ってらっしゃい」

 今後は常勤の嘱託職員として勤務され、配属は「青少年・ボランティア課」に決まったという。この日、愛子さまは報道陣を前に、天皇陛下と雅子さまからの“励ましの言葉”を紹介され、こうあいさつをされた。

「先ほど社長より辞令をいただき、あたたかいお言葉をかけていただきまして、うれしく思うと同時に、社会人としての一歩を踏み出したのだと、身の引き締まる思いがいたしました。両親には『頑張って行ってらっしゃい』という励ましの言葉とともに送り出していただきました。これから社会人としての日々が始まりますが、早く職場になじみ、皆さんのお役に立てますよう頑張ってまいりたいと思っております」

 さかのぼること約10日、3月20日には学習院大学の卒業式へ出席された。文学部の同級生らと学部ごとの卒業式に出席されたあと、日本語日本文学科の学位記授与式に臨まれたという。

 

卒業式の朝、愛子さまはアルファードから…

 卒業式の朝、愛子さまが乗車されたアルファードの車列が構内に入るとき、記念撮影をしている卒業生たちの前で、愛子さまはさりげなく窓を開けて手を振られていた。皇族である愛子さまが車で通学されていることが自然に受け入れられているようだった。愛子さまも、下を向くことなく堂々とされていて、ご自分のお立場を自覚されているのだと実感した。

愛子さまの足元はブーツなのか、草履なのか?

 開いた窓から愛子さまの後ろ姿を拝見すると、華やかな髪飾りをお召しになっていた。さらに、報道陣の前に姿を見せられた際には、愛子さまが袴に草履を合わせられていたことが印象的だった。

2024.04.15(月)
文=佐藤あさ子