2月9日、天皇皇后両陛下はケニアのウィリアム・サモエイ・ルト大統領夫妻と皇居・宮殿で会見、その後に宮中午餐会を開かれた。宮中午餐会には秋篠宮さまと、体調不良のため欠席された紀子さまの代わりにピンチヒッターとして、両陛下の長女・愛子さま(22)が出席された。愛子さまが外国賓客を招いた宮殿での午餐会に出席されるのは初めてのことだ。
愛子さまのお姿は堂々たるもの
愛子さまはケニアの女性閣僚の隣で、ときに通訳を交えながら、大学では日本文学を学ばれていること、イギリスとオランダの2カ国を訪問された経験などについて話されたという。
「愛子さまは宮中午餐会デビューということで、着席された直後は少し緊張気味でした。ところがすぐに会話を始められ、そのお姿は堂々たるものでした。午餐会のあいだ、愛子さまは大統領にスワヒリ語で挨拶なさり、さらには英語でおもてなしされたそうです。黙りこんでしまうことなどもなく、会話が弾んでいたようです」(宮内庁担当記者)
1月22日、愛子さまが日本赤十字社の嘱託職員として今年4月から就職されることが内定したと発表されて以降、愛子さまの今後には大きな注目が集まっている。
2月1日には、リクルートスーツに身を包んだ愛子さまが、内定者として日赤本社を訪れられた。愛子さまは敷地内にアルファードに乗車されたまま入られ、車両の窓を少し開け、丁寧に会釈をなさっていた。
「大学院へのご進学も視野に入れておられたことと思います。ですが、天皇陛下は皇太子時代から『新しい公務』と繰り返しおっしゃり、皇后陛下も、ご自分なりの皇太子妃像を目指しておられた。両陛下は『実務派』で、そう考えるとそのご両親に育てられた愛子さまが日赤へ就職されるというのは必然だったのではと拝察しております。何より皇后陛下は外交官としてのキャリアをお持ちの方です。愛子さまはそういうお母さまに自然と憧れのお気持ちを抱かれてきたのではないでしょうか。真剣にお仕事に取り組まれることでしょう」(宮内庁関係者)
2024.03.01(金)
文=佐藤あさ子