この記事の連載

 肩書“entertainer”の城田優さんが、また新たな挑戦でエンターテイメント界を湧かそうとしている。城田さんは、実力派クリエイター&キャストと共に「東京」をイメージして創り出す、歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー『TOKYO~the city of music and love~』を、プロデュース・制作・出演するのだ。

 東京、さらにはシンガポールで開催する本公演について、「何でも聞いてくださいね!」と城田さんは屈託のない笑みを浮かべた。音楽ライブではない、芝居の演劇でもない、“ショー”という空間に、城田さんは希望を抱いている。果たして、どのような世界が彼の手によって生み落とされるのだろうか。インタビュー前篇では、エンターテイメントの力を信じる城田さんの強い信念を聞いた。

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世界レベルで、クオリティの高いものを作っていきたい

――城田さんが新たに手掛けるショー『TOKYO~the city of music and love~』ですが、タイトルには『TOKYO』と入っています。その背景から、教えていただけますか?

 「世界に通用するような、世界に飛び出す、日本を代表するようなショーをたくさん作っていきたい」というお話を東急シアターオーブさんと、キョードー東京さんからいただきました。東急シアターオーブさんも、キョードー東京さんも海外作品をたくさん上演されていらっしゃるし、僕自身もそういった世界レベルで、クオリティの高いものを作っていきたいという気持ちで、日々エンタテインメントに取り組んでいるので、「ぜひ」とご一緒することになりました。

 タイトルについても、変なひねり方をせず、東京から発信するショーなので『TOKYO』とつけました。『TOKYO』に続く『the city of music and love』は「音楽と愛の街」という意味です。いずれ世界中で公演することをイメージして、このタイトルになりました。

――ご自身の中で抱く東京のイメージは、『TOKYO』とどういうふうにつながっていきますか?

 あくまでショーの中の『TOKYO』なので、「僕、東京のことをこう思っています!」ということとは結びつけていないんですよ。

 ショーに関しては、日本の音楽やポップスも多くやりますし、世界中の様々なミュージカル曲、ディズニーの楽曲まで歌わせていただきます。

2024.04.16(火)
文=赤山恭子
写真=原田達夫
ヘアメイク=Emiy(エミー)
スタイリスト=山中有希奈