その先のパースにも、一生の思い出になる感動の美景がいっぱい
◆7/10 ピナクルズ/Pinnacles→パース・シティから車で約2時間30分
パースに行くなら、市街からさらに足をのばして、一生の思い出になる感動の美景もぜひ堪能したいもの。
レンタカーを借りてドライブを楽しむもよし(しかも日本と同じ右ハンドル)、毎日催行されているパース発の日帰りツアーに参加するもよし。気軽に憧れの絶景を満喫できます。
なかでも必見は、ナンバン国立公園のピナクルズ砂漠。荒漠とした大地から、にょきにょきと黄色い岩が生え、摩訶不思議、非現実的な光景に圧倒されます。
この奇岩の正体は、何百万年も昔の貝殻。それが気の遠くなるような歳月をかけて砂となり、やがて水と風による浸食で、この形になったといわれています。
また、ナンバン国立公園には、海水浴やシュノーケリングを楽しめる秘密の砂浜も。これも西オーストラリアだからこその感動体験です。
◆8/10 バッセルトン桟橋/Busselton Jetty→パース・シティから車で約2時間30分
ワイン産地として有名なマーガレット・リバーの最北端にあるのが、バッセルトン桟橋。今から150年以上も昔に作られた、南半球で最も長い木造の桟橋で、その長さはなんと1.8キロ。
例年5~12月には、回遊するクジラたちをこの桟橋から眺めることができ、水中展望台では、カラフルな南洋の魚や、運が良ければウミガメも間近に目にすることができます。
◆9/10 ルーウィン岬/Cape Leeuwin→パースシティから車で約4時間
オーストラリア大陸の南西端、インド洋と南極海が交じり合う海に臨むのがルーウィン岬。ここには、オーストラリア最大の灯台があります。
1895年に地元の石灰岩を用いて建設された灯台は、ガイドツアーで内部見学も可能で、塔の頂上から眺める絶景は、まさに唯一無二。
また、6~9月にかけては、目の前の海でザトウクジラやミナミセミクジラが休憩する姿を見ることもできます。
◆10/10 ウェーブ・ロック/Wave Rock→パースシティから車で約4時間
西オーストラリアで、一生に一度は見てみたい憧れの美景として最後にご紹介するのは、ウェーブ・ロック。27億年以上もの歳月をかけて、自然の力が生み出した、まさに奇跡の景観です。
さらに、古代よりこの地に暮らしてきたアボリジナルの岩窟壁画が残されており、この大陸で紡がれてきた壮大なストーリーに思いを馳せると、感動もひとしおです。
広大なオーストラリアの国土の約1/3を占め、ひとつの州なのに日本の約7倍もの面積を誇る西オーストラリア。
魅力はこのほかにもいっぱいありすぎて、とてもここでご紹介しきれません。ぜひ、現地へ行って、自分だけのとっておきの “美景” を見つけてみて!
»パース行きの航空券情報①(全日空)
»パース行きの航空券情報②(シンガポール航空)
オーストラリア政府観光局
西オーストラリア州政府観光局
https://www.westernaustralia.com/jp/home
アクセス 日本からは、オートストラリア主要都市や、香港・シンガポールなどのアジア各都市経由で約13時間30分~
時差 日本時間+1時間
通貨 オーストラリアドル(AUD1=約99円)
旅のベストシーズン(パース)
秋(3~5月) 晴天が多く、平均気温は14~26度と気候も穏やか。快適に旅を楽しめる。
冬(6~8月) 全体として涼しく、平均気温は8~19度。日本からの避暑地として人気のシーズン。
春(9~11月) 平均気温は11~23度。自然保護区や国立公園などでは1万2000種以上のワイルドフラワーが花開く。
夏(12月~2月) 平均気温は17~30度で、晴天が続く。乾燥しているので、日本のような蒸し暑さはない。
2024.03.01(金)
文=矢野詔次郎