昭和通りを越えた先には、ガチ中華やインドネシア料理屋が
電気街のイメージが強い秋葉原ですが、昭和通り沿いにやってくるとその雰囲気は一変します。昭和通りは東京メトロ日比谷線の入口や、都営新宿線岩本町駅の入口がある通りです。実はこのエリアにも、結構いい感じの“異国飯屋”があるんです。まず、ガチ中華料理屋の「香福味坊」。
中国のビジネスホテルの朝食を再現した朝食バイキングがネットで話題になりましたが、残念ながらスタッフ不足で現在は朝食バイキングが終了しており、復活が待たれている状況です。とはいえガチ中華のチェーン店ですので、味は本格的。その隣には蘭州ラーメンが食べられる「五福 秋葉原店」もあります。
駅から歩いて昭和通りを越えた先には、インドネシア料理屋の「チンタジャワカフェ」があります。この店は多くのインドネシア人が利用するくらいガチな店です。
まったりな雰囲気でタイ料理を楽しめる「バーンチェン」
頭上に総武線が走る線路下を進んでいくと、タイ料理屋「バーンチェン」の看板が見えます。看板の指し示す路地を見てもそれらしい店はなく、首をかしげながら路地を進んでいくと、タイの国旗が掲げられ、テーブルと椅子が置かれているのを発見。「なんだここは、バンコクの路地か!」と思うような雰囲気を味わえます。
「これは食べるしかない」と店へ入ると、タイの歌がゆるゆると店内で流れ、タイ人の女性がタイ語で声かけしたり、話したりしながら料理を作っています。これぞ都会の中のオアシス、まったりとした雰囲気で楽しむ異国飯。タイ本国にありそうな空間でたまりません。提供される料理は、タイ料理の中でも定番のイサーン料理。結構パンチのきいた辛さなので、辛いモノ好きは是非に。冬季はタイ鍋ムーガタもやってます。
日本のお土産を探しに寄ってみるのも面白い
神田須田町のあたり、つまり神田川を越え、秋葉原のワシントンホテルから線路方面に少し歩くと、「神田ふれあい橋」という橋があります。このエリアにインドネシア人・アグスさんがやりくりする日本の土産物屋「Japan Souvenir Shop(JSS)」があります。
2024.01.11(木)
文=山谷剛史