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余り布が商店街を華やかに彩る

 最後に、旧田辺工場で催されている「生地展」をご紹介します。リノベーションされた建物の中では、多種多様な生地の中から特に服地を中心にセレクトした生地を展示しています。

 中にはずらりと生地の見本が並んでいました。厚さや手触り、カラーリング……実際に手に取ってみると、ひとえに布地と言ってもこれほどまでにバリエーション豊かに存在していることに、改めて驚かされます。

 1日かけて富士吉田の街をじっくりと回り、そこで育まれてきた歴史を作品を通して知ることができました。そして改めて、布地や織物の温かさ、奥深さに魅せられ、帰宅してからはつい、身の回りの布地をまじまじと見つめてしまう日々です。寒さも深まる冬の始まりに、ぜひ「FUJI TEXTILE WEEK」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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「FUJI TEXTILE WEEK」

期間 11月23日~12月17日
所在地 山梨県富士吉田市下吉田本町通り周辺地域
時間 10:00~16:00(各会場への入場は15:30まで)
料金 1,200円※高校生以下無料
休み 月曜
https://fujitextileweek.com/

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2023.12.06(水)
文・写真=岸野恵加