暑い夏が過ぎ、秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。
紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。
「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
今回は、四国エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆徳島県
塩塚高原
「塩塚高原」は、徳島県と愛媛県の境目に立つ「塩塚峰」の、標高約1,000mの位置にある高原。約100ヘクタールの面積があり、秋になると一面を覆い尽くすようにススキが群生する。
「塩原高原展望台」から5分ほど歩いて行った山頂付近が絶好の眺望スポットで、眼下には銀色に輝くススキのじゅうたんが広がり、晴れた日には市街地まで遠望できる。
また、気象条件が揃うと雲海が発生することもあり、幻想的な写真が撮れることで注目を集めている。
見ごろの時期:10月~11月
塩塚高原(しおづかこうげん)
所在地 徳島県三好市山城町平野~愛媛県四国中央市
https://www.awanavi.jp/archives/spot/1601
◆香川県
大窪寺
「大窪寺」は、「女体山」のふもとに位置する、四国霊場第八十八番札所の四国遍路の結願寺。
紅葉の人気スポットでもあり、例年11月初旬から中旬にモミジが見ごろを迎え、カエデ、イチョウなどの美しい紅葉も眺められる。
特に、二天門前のモミジや境内の大イチョウが見ごたえがあり、大イチョウが落葉した光景は、まさに黄色いじゅうたんを広げたようだ。
見ごろの時期:11月初旬から中旬
大窪寺
所在地 香川県さぬき市多和兼割96
https://www.city.sanuki.kagawa.jp/sightseeing/henro/ookuboji
◆愛媛県
新居浜太鼓祭り
「新居浜太鼓祭り」は、「四国三大祭り」のひとつに数えられる伝統行事。金糸で刺繍された豪華絢爛な太鼓台を約150人の「かき夫」と呼ばれる男衆が担ぎ、市内を勇壮に練り歩く。
太鼓台は、高さ約5.4メートル、長さ約12〜13メートル、幅約3.4メートル、重さ約2.5~3トンもの巨大サイズで、体に「ドンドン」と響く太鼓の音も大迫力だ。
最大の見どころとなるのが「かきくらべ」で、横にずらりと並んだたくさんの太鼓台がかき夫たちによって頭上に掲げられると、観客から大歓声が上がり、辺りは熱気に包まれる。
開催期間:2023年10月15日(日)~18日(水)
新居浜太鼓祭り(にいはまたいこまつり)
所在地 愛媛県新居浜市坂井町2-3-45
https://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/kankou/taikomatsuri.html
◆高知県
竹林寺
「竹林寺」は、高知市中心部にある寺院で、四国八十八ヶ所の第31番札所。全山、高知県立都市公園に指定された「五台山」の山麓にある、市内随一の紅葉の名所だ。
秋になると、山門から真っ直ぐ延びる参道沿いに真っ赤なモミジのトンネルができ、モミジと緑の針葉樹の鮮やかなコントラストを見せる国指定の名勝である庭園は、書院から眺めると一幅の絵のようである。
2023年の今年、開創1300年を迎え、年間を通して特別な記念行事が執り行われる。秋には、秘仏本尊文殊菩薩のご開帳のほか、「響き合ういのち」を表現したプロジェクションマッピングやサウンドアートを実施。現代と古の美が織り成す、幻想的な世界が広がる。
見ごろの時期:11月中旬~12月上旬
竹林寺(ちくりんじ)
所在地 高知県高知市五台山3577
http://www.chikurinji.com/
今こそ行きたい!
「日本にしかない風景」再発見
2023.10.27(金)
文=佐藤由樹
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