暑い夏が過ぎ、秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。
紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。
「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
◆新居浜太鼓祭り
「新居浜太鼓祭り」は、「四国三大祭り」のひとつに数えられる伝統行事。金糸で刺繍された豪華絢爛な太鼓台を約150人の「かき夫」と呼ばれる男衆が担ぎ、市内を勇壮に練り歩く。
太鼓台は、高さ約5.4メートル、長さ約12〜13メートル、幅約3.4メートル、重さ約2.5~3トンもの巨大サイズで、体に「ドンドン」と響く太鼓の音も大迫力だ。
最大の見どころとなるのが「かきくらべ」で、横にずらりと並んだたくさんの太鼓台がかき夫たちによって頭上に掲げられると、観客から大歓声が上がり、辺りは熱気に包まれる。
開催期間:2023年10月15日(日)~18日(水)
新居浜太鼓祭り(にいはまたいこまつり)
所在地 愛媛県新居浜市坂井町2-3-45
https://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/kankou/taikomatsuri.html
◆高茂岬の野路菊と夕日
海や山などの大自然に囲まれた、里山の町・愛南町。美しい景色が各所で見られるが、秋にぴったりなのが「高茂岬」だ。
高茂岬は、愛媛県の最南端に位置する岬で、100メートルを超える断崖から太平洋を一望できる景勝地。秋には、青海をバックに咲き誇る白い野路菊の群生が見られ、日の沈む時間帯には、オレンジ色に染まった圧巻の光景が眺められる。
また、愛南町では年に1回、遍路道を活用したウォーキングイベント「トレッキング・ザ・空海あいなん」も開催される。1日かけて約10〜20キロメートルの遍路道を歩く4つのコースが用意され、地域住民による「お接待」や豊かな自然に癒やされながら、お遍路巡りが楽しめる。
野路菊の見ごろの時期:11月初旬~中旬
トレッキング・ザ・空海あいなん開催日:2023年11月18日(土)、19日(日)
高茂岬の野路菊と夕日(こうもみさきののじぎくとゆうひ)
所在地 愛媛県南宇和郡愛南町高茂
https://www.town.ainan.ehime.jp/
https://www.town.ainan.ehime.jp/kurashi/kyoikubunka/rekishibunka/rekishi/trekking-kukai-2023.html
2023.10.14(土)
文=佐藤由樹
協力=愛媛県公式観光サイト「いよ観ネット」