部屋にグリーンがあると、空間に自然の彩りがもたらされるばかりか、無機質だった場所に命の息吹が感じられて、「帰りたくなる部屋」になるから不思議です。
とはいえ、「植物のある暮らし」は、命あるものを育てることであり、そう安易に始められないもの。前に枯らしてしまったことがある、部屋の日当たりがよくない……さまざまな理由で植物のある暮らしのスタートを躊躇していた人におすすめなのが、植物生活の基本から、よくあるトラブルの対処法までわかりやすく紹介する書籍『私のゆるっと植物生活』(ワニブックス刊)。
本書より、「一人暮らしの人」「ずぼらな人」に向けた記事を抜粋してお届けします。今回は「ずぼらな人」篇です。
ゆるっと植物生活 ずぼらな人篇
【お悩み】ずぼらな性格の私にも植物を育てられますか?
【答え】水やりの頻度、サイズ、耐陰性などで選べばずぼらさんにも育てられるはず!
植物の性質に注目すれば、毎日目をかけてあげられなくてもあまり心配しなくて大丈夫。日陰でも育つ耐陰性のあるもの、水やりの頻度が低くていいもの、あまり大きくならないもの、虫が発生しづらい種類のものを選べば、みなさんが思っている程には、植物は手がかかりません。
植物にとって水はとても大切なものですが、あげすぎは禁物。常に土が湿っている状態だと、根が呼吸できなくなり、根腐れする原因に。水やりをしたら必ず、一度土を乾かしてあげる必要があるんです。
なので、毎日水やりをする必要はありません。基本的に生長期の夏は4〜5日に1回、生長がゆっくりになる冬は10日に1回が水やりの目安です。これなら「ずぼらな私でも育てられそう!」と思えてきませんか? 園芸店などの専門店ではなく、ライフスタイルショップなどで販売されている植物には比較的適応力が高いものが多いので、ずぼらさんにも育てやすいはずですよ。
◆特に育てやすい植物
特に育てやすい植物は、サンスベリアトラノオ、モンステラアダンソニー、シェフレラ。
◆植物を育てると、生活リズムが整う!?
朝起きた時に、部屋の植物の様子を気にして、適宜水やりをする。植物に適した温度や湿度か、確認をする。気にかける存在が部屋にあるだけで、自然と暮らしが整ってきます。
植物は基本的に、太陽が昇っている時間に光合成を行い、暗くなると休みます。植物に合わせて生活していると、私たちの生活サイクルも改善されるはずです!
私のゆるっと植物生活 - 初心者でも、一人暮らしでも、日当たりの悪い部屋でも!
定価 1,650円(税込)
ワニブックス
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くるちゃん(くるみどりちゃんねる)
YouTubeやSNSで観葉植物の魅力を発信している。初心者にもわかりやすい丁寧な解説が好評。4人の子どもを育てながら、植物に囲まれたボタニカルライフを満喫中。推し植物はモンステラ。
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2023.10.24(火)
文=くるみどりちゃんねる