今冬開業を予定している「ホテル虎ノ門ヒルズ」の目玉のひとつが、世界的スターシェフ、セルジオ・ハーマン氏が監修する日本初上陸レストラン「ル・プリスティン東京」。去る8月に開催された記者発表会&テイスティングでは、ハーマン氏本人がライブキッチンで腕をふるった。世界のフーディーズを魅了するその料理とは?


シェフ セルジオ・ハーマンがアジア初進出

 ここ数年で、ドラスティックな変貌を遂げている東京・虎ノ門エリア。再開発プロジェクトのひと区切りとなるのが、虎ノ門ヒルズ駅直結の「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」(2023年10月6日開業)であり、その1階の一部と、11~14階を占めるのが「ホテル虎ノ門ヒルズ」(2023年冬開業予定)だ。

 ホテル内のフードやドリンクは、世界的なスターシェフで起業家のセルジオ・ハーマン氏が監修。レストラン&カフェ「ル・プリスティン東京」は、ベルギーのアントワープで氏が手掛ける「ル・プリスティン」の2号店という立ち位置で、日本およびアジア初進出となる。

 最近の外資系ラグジュアリーホテルは、ラウンジやダイニングも含め上層階にあることが多く、どこかクローズドなイメージが否めないが、「ル・プリスティン東京」は1階で路面店。ホテルの一部でありながら、街に開かれている。近い将来、ここを行き交う多様な人々の交流拠点になるのかも知れない。

2023.09.12(火)
文=伊藤由起