この記事の連載
- 働きやすい企業選び
- アイシン
結婚・出産・子育てなど、女性はライフステージによって悩む時期があります。そうした背景から、国は働く女性の活躍を後押ししようと2016年に女性活躍推進法を施行し、改正を重ねています。
そこで今回は女性活躍推進を実践する話題の企業や、やりがいのあるキャリア人生を楽しんでいる人をPick up! あなたも自分らしい生き方で輝いてみませんか。
好きなことを追いかけていたら、やりたい仕事や出会いに繋がった
「思い立ったが吉日」が座右の銘の能美さん。これが好き! と思ったら“即行動”“口に出す”。そこからご縁やチャンスに結びついて、今のライフキャリアに繋がってきたそう。CREAアンバサダーとして活躍する能美 黎子さんに話を伺いました。
「20代の頃は『本当にやりたい事』って何だろう?と迷いながら、それを紛らわすかのように会社員としてのキャリアを築きあげてきました。でも、やっぱり迷いが吹っ切れなかったんですよね。結局、転職を決意しました。
『本当にやりたい事』は、まだ見えなくとも今度は思いきり好きなことに挑戦してみたい。そう考え、ブライダル業界へ。任された秘書兼広報という仕事に収まらずパーティーの動画、各種ツールの作成にも挑戦し、デザインソフトの認定試験も受けました。やりたい!と思い立ったら、とにかく手を挙げてきた感じです。温泉ソムリエやコスメコンシェルジュなどの資格取得も、直接仕事を意識していたわけではありません。好きなことに夢中になった結果、自然と仕事に繋り、様々な業界を経験できたように思います。
今はライターとしての一歩も踏み出し始めました。秘書業務で得た知識や、コスメコンシェルジュの資格を活かした記事を書いています。これからも好きなことを楽しく続けていきながら、新しい「好き」を見つけていきたいと思っています」
女性躍進推進やダイバーシティ&インクルージョンを推進する企業を認定・選定する制度や表彰などで、一連の施策を後押し
女性が職場で活躍できる環境・制度を整え、安心して働き続けられる仕組みづくりが実現できるように、国は企業に対して、①トップが先頭に立って意識改革・働き方改革を行う。②女性の活躍の意義を理解し、積極的に取り組む。③働き方を改革し、男女ともに働きやすい 職場を目指す。といった3つの取り組みの義務化を推し進めています。
国が認定・選定する代表的な認定制度と、民間団体等が行っている表彰の例
●くるみん認定
厚生労働大臣が認定する「子育てサポート企業」の証しとして、トライくるみんマーク、くるみんマーク、プラチナくるみんマークといった、評価項目に応じた3段階を設定。さらに、子育てに加えて不妊治療と仕事の両立に対応した企業には各3段階に「プラスマーク」がそれぞれ認定される。
●えるぼし認定
女性活躍推進法に基づき、一定基準を満たし女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度。評価項目を満たす項目数に応じて3段階あり、厚生労働大臣から認定を受けることができる。さらに「えるぼし」認定企業のうち、取り組みの実施状況が、特に優良な場合「プラチナえるぼし」が認定される。
●なでしこ銘柄
女性が活躍しやすい企業は業績や株価にプラスになるという発想から生まれたもの。毎年ごとに選定され、11年目となる今年度は、調査内容、評価ポイント等を一新し、全15社が選定された。
●トモニン
厚生労働省が仕事と介護を両立できる職場環境を整えている企業を認定。
●健康経営優良法人制度
経済産業省・日本健康会議が、従業員の健康管理や満足度を基準に認定。
●健康優良企業
健康保険組合連合会 東京連合会が認定。
●地方自治体などの行政が定める制度
大阪市女性活躍リーディングカンパニーなど。
【各種団体など 民間が設立する表彰など】
●プラチナキャリア アワード
三菱総合研究所 INCF主催。スキルUPやキャリアUPへの取り組みを表彰。
●WOMAN'S VALUE AWARD
女性活躍を推進する環境が整っている企業を表彰。就職活動中の女子学生を中心に投票で選出される。
2023.09.07(木)