【2023年9月】悟明老師が占う開運行動
前述したように、今月を象徴する庚の五行が金であることから、不動産や金の売買など、実体のある物に関しての投資に向く9月。自由に動かせる資金のある人は、今月は挑戦する好機といえそうです。
今月の運気を活かす開運アイテムは、以下の3つです。
1つ目は、頭が龍、体が亀の形をした伝説上の神獣「龍亀」。
龍は皇帝、亀は万寿を意味し、招財と長寿が叶う吉祥物として知られています。また、邪悪なものを遮り、幸運をもたらすパワーがあるとも。甲羅の上に小さな亀が乗っているもの、たくさんの硬貨の上に鎮座しているものなど、さまざまな趣の置物があるのでので、專門店のサイトなどでお気に入りの意匠を探してみてください。オフィスの机の上やリビングのよく目につくところに、龍の顔が外に向くように飾りましょう。
2つ目は「石敢當」。
皇帝を守るべく邪悪な存在と戦う、権威ある神様「石敢當」。魔除けとして用いられた中国伝来の風習に由来していて、日本では“いしがんどう”と呼ばれ、沖縄県に多く見られます。魔物が迷い込みやすい場所などに「石敢當」と書かれた置物を配することで、災難から身を守ってもらえると信じられています。
風獅(シーサー)の身体に「石敢當」の文字を入れたものも見つかります。こうした置物を手に入れ、リビング、オフィスのデスクの上などのよく目につく場所へ飾りましょう。お店を経営しているなら入口付近に。風獅の顔や文字の書かれた面を外に向けることがポイントです。
3つ目は、一対の「豼貅(ひきゅう)」。
古代中国の伝説の動物である豼貅は、金銀財宝を食べ、体内に蓄えるといわれ、中華圏では厄よけや招財の神獣として知られています。雄がお金を呼び込み、雌がそのお金を守るほか、夫婦仲や人間関係を良好にする助けになるとも。
風水では、雌雄一対の豼貅の置物を用いるのが基本です。オフィスやリビングなど、置き場所は問いませんが、必ず顔が外を向くよう飾ってください。
今月の吉方位は、北と西。仕事運、財運、良縁を求めるなら、この方角の寺社にお参りを。験を担ぐ際にも、この方角を意識するとよいでしょう。
Column
台湾発! 悟明老師が世界を占う
台湾の饒河街夜市での鳥卦(神鳥占い)が“当たる!”と評判の悟明老師。実はあらゆる占術に精通していて、台湾ではメジャーな紫微斗数での鑑定も行っています。そこで、日本の読者のために、毎月の世相を紫微斗数で読み解いてもらうことに。ここでは大局をみる際に使われる「天下第一盤」で占います。
2023.08.31(木)
文=堀 由美子