ハリウッドで活躍する監督、俳優、歌手……スターたちが影響を受けた映画とは? 他では聞けない、ベスト3(人によってはベスト1、ベスト2の場合もあり)を紹介します。心に沁みるコメントも一挙掲載!
ルーシー・リュー(Lucy Liu)
1967年ニューヨーク生まれ。主な出演作は『チャーリーズ・エンジェル』('00)、『キル・ビルVol.1』('03)など。現代ニューヨーク版シャーロック・ホームズを描くドラマ「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」('12)に出演。
1位『サウンド・オブ・ミユージック』('65米)
「何もかもが心を湧き立たせてくれる最高の映画。音楽も、実話を元にしたストーリーも、私に勇気を与えてくれる。あの出だしのメロディーを聞いて一緒に歌い出さない人はいないんじゃないかしら」
1938年のオーストリア、厳格なトラップ家へ家庭教師としてやってきた修道女が音楽を用いて子どもを教育していくが……。
監督:ロバート・ワイズ/出演:ジュリー・アンドリュース
2位『レザボア・ドッグス』('91米)
「極端に違う映画だけど、あの狂気と暴力のインパクトに私は圧倒されたから。『キル・ビル』以来、タランティーノの大ファンですし」
宝石強盗に失敗して破滅していく犯罪グループの姿を描くバイオレンス・アクション。
監督:クエンティン・タランティーノ/出演:ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス
3位『チャンス』('79米)
「ピーター・セラーズのイノセンスとシャーリー・マクレーンのスウィートさがたまらない。とても変な話なのも、ちょっとおとぎ話のよう。社会風刺も込めてあって、心を豊かにしてくれる映画」
俗世間を知らない男が、純真無垢な精神ゆえに知らぬ間に大統領にまでなるというコメディ映画。
監督:ハル・アシュビー/出演:ピーター・セラーズ、シャーリー・マクレーン
2013.12.29(日)
成田陽子=取材・文
アフロ=写真提供