たまったVポイントは将来Tポイントの加盟店でも利用できるようになるが、今のところは利用金額に充当するのがおすすめだ。例えば1万ポイントを持っている場合、10万円の請求があった月にポイントを充当すると、引き落とされる金額は9万円となる。ポイントで新たに何か購入する必要もなく、無駄な出費もなくなる。

 

 なお、将来的に現在のTポイントの加盟店や特典が変わらないでVポイントに移行すると仮定すると、「ウエル活」もさらにやりやすくなる。「ウエル活」とは、ウエルシアで毎月20日に実施される「お客様感謝デー」でTポイントを利用すると200ポイントを300円相当で利用できる特典を利用する活動のことだ。対象コンビニや飲食店で大量にためたVポイントをお客様感謝デーで利用すると、1.5倍で利用できるようになり、今まで以上にウエル活がおトクになる。

 もし、年間100万円程度利用する事がある場合はワンランク上の三井住友カード ゴールド(NL)やOliveフレキシブルペイ ゴールドも検討したい。通常の年会費は5,500円(税込み)だが、年間100万円利用すると、翌年度以降の年会費が無料になる。一度でも到達すると実質年会費無料のゴールドカードとなる。さらに年間100万円の利用で1万ポイントのボーナスポイントも獲得できるため、還元率は1.5%までアップする。

その2:QUICPay加盟店で2%還元

●セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード

 セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードの年会費は初年度無料、2年目以降は1,100円(税込み)だが、前年に1円以上のカード利用があれば翌年度も無料で利用できる。

 通常は1,000円につき1ポイント(=5円相当)と還元率は0.5%。たまるポイントは永久不滅ポイントとなり、名前の通り有効期限がない。永久不滅ポイントは200ポイントで1,000円分のAmazonギフトカードなどに交換できる。

2023.07.12(水)
文=菊地 崇仁