Apple Payに登録してコンビニやスーパー、ドラッグストアなどのQUICPay加盟店で利用すれば2%ポイント還元(1,000円につき4ポイント)される。2%還元の上限は年間30万円(税込み)に達する月までと制限はあるが、十分利用できるはずだ。

 また、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードはセゾン・アメックス・キャッシュバックの特典も利用できる。セゾン・アメックス・キャッシュバックは、エントリーした店舗でカード利用すると上限はあるが30%などキャッシュバックされる。

 毎月対象店舗が変わるが、これまでウエルシアやAmazon.co.jp、メルカリ、ビックカメラ、ミニストップなどが対象となり、2023年7月14日まではYahoo!ショッピング/ヤフオク!/PayPayフリマやココカラファイン、8月14日まではマツモトキヨシグループや出前館がキャッシュバック対象だ。

 ポイントとキャッシュバックのダブルでおトクになるカードとなる。

 

その3:実は最強? 鉄道もお店も1.5%還元

●ビックカメラSuicaカード

 都市部では特に、電車を使わない人は少ないだろう。コロナも落ち着き、外出も増えている。

 ビックカメラSuicaカードの年会費は初年度無料、2年目以降は524円(税込み)だが前年1回でも利用があれば次年度の年会費は無料だ。

 モバイルSuicaにビックカメラSuicaカードでチャージをすると1.5%のJRE POINTがたまる。チャージしたSuicaは鉄道乗車だけでなく、コンビニやスーパー、ドラッグストア、家電量販店でも利用できるため、使い勝手もよい。

 JR東日本でたまったJRE POINTはSuicaにチャージして利用する事ができるため、ポイントの使い道がないという事もない。

 問題点を挙げるなら、JR東日本以外で利用した時の還元率は1%と高いが、0.5%のJRE POINTと0.5%のビックポイントとポイントが分散すること。ビックカメラやビックカメラ.comを利用する人であれば0.5%分のポイントを利用できるが、ビックカメラを利用する事がない場合は、モバイルSuicaのチャージ+Suica利用のみで使うのがよいだろう。

2023.07.12(水)
文=菊地 崇仁