2024年春にTポイントとVポイントが統合する。名前は「Vポイント」となり、ロゴは現在のTポイントの青と黄色をベースに「T」から「V」に変更するという。
楽天ポイント、dポイントにPontaポイント……。世の中にたくさんのポイントサービスはあるが、これらは基本的に利用した金額に一定の%をかけたものが付与されるため、こうした新ポイントの誕生で気をつけたいのが、日ごろから一定以上の金額を利用し続けているクレジットカードだ。
世の中に数多くあるクレジットカードの中で、どんなカードがおトクなのか――。クレジットカードの合計年会費が120万円、100枚以上のクレジットカードを使うポイ探の菊地崇仁氏が、今選びたい「おトクになるクレジットカード」と、このポイント競争の注目点について寄稿した。
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クレジットカード選びで最も重要なのは「あなたにとってそのポイントが使えるかどうか」だ。単純な「ポイントのたまりやすさ」だけでカードを選ぶと、いざ使おうと思ったときにポイントの使い方がわからなかったり、有効に使えないこともあるからである。
使えるポイントをためる――。この大前提を間違わずにカードを選ぶと失敗しにくくなる。その視点から、今回はまず次の5枚のカードを紹介しよう。
その1:コンビニや飲食店で7%還元
●三井住友カード(NL)/Oliveフレキシブルペイ
三井住友カード(NL)/OliveフレキシブルペイはVポイントがたまるクレジットカードだ。基本的なクレジットカードとしてのスペックは同じで、Oliveは三井住友銀行の口座が必要となる。
年会費は無料で基本還元率は0.5%とそれほど高くはない。ただし、対象のコンビニや飲食店でApple PayやGoogle Payのタッチ決済を利用すると7%還元、カードでのタッチ決済でも5%還元とポイントがたまりやすい。
また、Oliveの場合はVポイントアッププログラムがあり、アプリログインや住宅ローン契約、SBI証券での取引などの条件に応じて最大+5%までアップする。
2023.07.12(水)
文=菊地 崇仁