近年は共働き夫婦も増えており、結婚後は自分で稼いだお金は自由に使いたいと考える女性も多いのではないでしょうか。そこで気になるのが、結婚後の夫婦のお財布事情ですよね。そこで今回は、夫婦でどうやってお金の管理をしているのか見ていきましょう。

夫婦で一緒? 別々? 新婚のお財布事情

 新婚のお財布事情は「別々」が42%「一緒」が35%で、財布を分けて管理する夫婦が若干多いことがわかっています。財布を別々にする新婚夫婦が多いのは、結婚や出産した後も働く女性が増えているのが大きな要因になっているようですね。

 ちなみに財布を別々にするのと一緒に管理するのとでは、メリットとデメリットが異なります。まず財布を別々にするメリットは、毎月一定額を夫婦の口座に振り込めば、残りのお金はお互いに干渉することなく自由に使えること。デメリットは、お互いの貯金額が不明確なうえに家計全体の支出を把握しづらくなることです。

 一方、財布を夫婦で一緒にするメリットは、お互いの月収や支出を理解できることです。家計を把握できるのは良いことですが、お小遣い制になる場合が多く自由に使えるお金が制限されることがデメリットと感じる人が多いよう。また給料の金額もすべて相手にバレるので、月収を隠したい人にとってはデメリットかもしれませんね。

お財布管理に関する妻の本音とは

 夫婦で財布を別々にするのも一緒にするのも、それぞれメリットとデメリットがあります。ただ財布の管理方法を夫婦で決めるとき、妻にはさまざまな思惑があるようです。どのような思惑があるのか、お財布管理に関する妻の本音を覗いてみましょう。

◆夫婦の財布を別々にしたい理由

・ただでさえ些細なことで喧嘩することが多いのに、お金のことでも喧嘩したくない。財布を一緒にするよりも喧嘩は少なくなると思って別々にすることを提案した。
(40代・事務職・女性)

・節約したいけど夫婦の財布をまとめると、管理するのは私になることは間違いない。仕事や子育て、家事で精一杯なのにお金まで管理するとなると大変すぎる。夫には本音を言わず、もっともらしい理由をつけて財布を別々にしてもらった。
(30代・事務職・女性)

・夫は財布は一緒にする派だったけど、自分で稼いだお金くらい自由に使いたい! お金の使い方も干渉されたくなかったので、いろいろな理由をつけて財布を別々にしてもらった。
(30代・営業職・女性)

◆夫婦の財布を一緒にしたい理由

・夫婦の財布を一緒にしたいのは夫の月収を知りたかったから。夫には言わなかったけど、自分もいつまで仕事を続けるか分からないので今後のために計画的に貯蓄したいと思って提案した。
(30代・営業職・女性)

・夫はお金を持つとある分だけ使ってしまうので財布を一緒にして家計を管理をしたいと思った。お小遣い制にしたことで不満も出るけど、そこは強行突破した。
(30代・専業主婦・女性)

・夫の浮気防止で財布を一緒にしている。財布を一緒にすることでお金の使い方も分かるので、少しは浮気防止に効果はあるかなと思う。
(40代・パート・女性)

2021.09.27(月)
文=bridge