これだけ美味しそうなお肉ですから、まずは塩と胡椒で食べてみましょう。

鉄板ではなく、オリジナルのステーキ皿で出している理由は?

 ソルトとペッパーミルを使って、名付けてロイヤルホスト厚切りステーキ・ヌートバー風。

 切ってみると、その厚さが分かりますが、肉の繊維が細かく柔らかいので、さっくりと切ることができます。

 見てください、この断面。

 表面だけにうっすら(しかししっかり)と焼きが入っていて、内側はピンクがかった見事な色。

 無駄な肉汁が出てこないのも特徴。

 聞けば、これだけのお肉をあえて派手な鉄板ではなく、オリジナルの美濃焼ステーキ皿で出しているのは、この最高の焼き加減をキープさせるためなんだと。

 

 提供方法までしっかり考えられています。

 念願の一口。

 美味ー!

 柔らかい肉ながらしっかりした噛み応えがあって、赤身の肉らしく、脂の美味しさではなく肉の美味しさをしっかり堪能できます。

2切れ目はドミグラスバターソース

 一口目を塩胡椒でいったのも良かった、やるねヌートバー!

 ソースはだし醤油と選べるソースから、ドミグラスバターソースを選択。

 2切れ目はドミグラスバターソースでいってみましょう。

 赤身の旨味とドミグラスバターソースのコクが相まって、幸せでしかない味。

 料理としてはいたってシンプルですが、牛肉そのものの品質に自信があるからこそ出せる一品でしょう。

 この味が専門店ではなくファミリーレストランで気軽に味わえるなんて最高です。

 最高のお肉にスパークリングワインって、なんて素敵な組み合わせ。

みんなでシェアするのもOK

 ちなみに1ポンド(450グラム)って、かなりの量ですから、もちろんみんなでシェアするのもOK。

 家族でそれぞれ好きな料理を頼みつつ、みんなでステーキ1枚なんていう使い方もできますね。

 しっかりお肉を食べた後はやっぱり温かい珈琲(前菜セットに含まれています)。

 なんとまあ優雅な時間でしょう。

 厚切りワンポンドステーキ、ファミリーレストランで単品5000円越えは決して安くはありませんが、その価値が充分以上にある大満足の味と食べ応えでした!

 ご馳走様でした。

 もう思い残すところはございません!

 なんつって、やっぱりロイホのカレーも食べたいよな……。

 と、冷凍で家でも楽しめるロイヤルデリのビーフジャワカレードリアをゲット!

 うちに帰って、さっそく温めて食べましたとさ。

 めでたしめでたし。

※撮影店舗を含め、一部価格の異なる店舗がございます。

撮影=山元茂樹/文藝春秋

2023.07.07(金)
文=小宮山雄飛