待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆江迎千灯籠まつり

 「江迎千灯籠まつり」は、佐世保市江迎町で約500年続く伝統行事。無病息災を祈願する「水掛け地蔵まつり」を起源とするまつりで、現在は灯籠の演出や多彩なステージショー、花火大会などが開催される、夏の一大イベントとなっている。

 まつりの目玉となるのが、約3,500個の灯籠で造られた高さ約25メートルの「灯籠タワー」。暗闇の中で巨大なタワーがあかあかと燃えるように輝く様は圧巻だ。

 夕刻になると街中に設置された1万個近くの灯籠が灯され、街全体が幻想的な雰囲気に。さらにクライマックスには2日間で約2,000発の花火が打ち上げられ、灯籠タワーとの見事な競演を見せる。

開催日:毎年8月23日、24日

江迎千灯籠まつり(えむかえせんとうろうまつり)

所在地 長崎県佐世保市江迎町(佐世保市江迎支所周辺)
https://www.nagasaki-tabinet.com/event/51809

◆白嶽

 「白嶽」は古来より霊山として崇められてきた、対馬のシンボルともいえる山。九州百名山のひとつであり、露出した石英斑岩の白い岩肌が特徴的。標高は518メートルで、登山やトレッキングを楽しむ人に人気がある。

 登山口から山頂までは約1時間半で、登山道はきれいに整備されている。山中には、国指定の天然記念物「洲藻白嶽原始林」をはじめとする貴重な植物が自生しており、緑茂る夏は登山におすすめのシーズンだ。

 山頂からは360度の大パノラマが望め、日本海に浮かぶ島々や、白嶽周辺の山々の眺めは壮観。天気がよければ韓国の山並みまで遠望できる。

見ごろの時期:通年

白嶽(しらたけ)

所在地 長崎県対馬市美津島町洲藻
https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/experience/64921

2023.07.03(月)
文=佐藤由樹
協力=長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」