躍進する王都バンコクを“自分スタイル”で楽しみ尽くしたいなら、ポイントとなるのがホテル選び。王道の老舗から話題の最新ホテルまで、今の気分にあった一軒をセレクトしたい。
“私だけのバンコク”を実現するホテル選びにおすすのホテル6軒を6回にわたりご紹介。
ライフスタイル型ホテルでカルチャーを存分に楽しむ
◆The Standard, Bangkok Mahanakhon(ザ・スタンダード・バンコク・マハナコーン)
![曲線をアクセントにした家具を配置した客室“スイート・スポット”。1室 20,000タイバーツ~。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/a/1280wm/img_da71ac0aab6705923b8a371c3e08e463106801.jpg)
斬新な建築でバンコクの象徴となった超高層ビル、キングパワー・マハナコーン。ここに2022年誕生したのが、LA発のホテルブランド“ザ・スタンダード”のアジアにおけるフラッグシップだ。
コンセプトは“スタンダード以外は何でもあり”。その通り、そこかしこにユニークな仕掛けがある。
![音楽ディレクターがBGMを選曲。レセプションフロアの「ザ・パーラー」にはDJブースも。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/6/1280wm/img_a68af7165c7c0b352dc193da7dbe5716129573.jpg)
エントランスでスーツケースを受け取り、笑顔で案内してくれるのは、なぜかトゥクトゥクの運転手……かと思えばドライバー風制服のベルボーイ。
![レセプションデスクを飾るのは、本拠地のアメリカで制作されたオリジナルのビデオモニュメント。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/2/1280wm/img_0249be24728d428a37e1e56e5b3e402a224402.jpg)
そして鏡の間のようなエレベーターでレセプションフロアに到着すれば、随所でアート作品に刺激される。スペイン人デザイナー、ハイメ・アジョン氏らによる大胆なデザインは独創的で、想像以上のインパクトだ。
![レセプションと同じフロアにあるティールーム「ティース」は、厳選した紅茶が豊富。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/4/1280wm/img_8415a567dd0824cc0ed37a604514d1ad222693.jpg)
また、ともすればスタイルばかりが際立つかと思いきや、機能性も抜群。スタンダードでも40平米ある客室は、ボタンひとつで照明やブラインドを操作でき、ミニバーやレトロポップな家具、大きなバスタブも快適だ。
![客室“スイート・スポット”は、ベッドルームにもビル群と高架鉄道BTSのパノラミックな眺望が。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/f/1280wm/img_2ff2c976705d3ee7e7a5e105465864bc95755.jpg)
はにかんだような表情の若いスタッフに声をかけられる温かなホスピタリティにも、心をくすぐられる。
この居心地の良さはずばり、革新的で型破り、そしておおらかなバンコクそのもの。気づけば、ここから離れ難くなってしまうのだ。
![ルーフトッププールが、都心の隠れ家感を倍増させる。トワイライトタイムは幻想的に。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/1280wm/img_6fb327099809fc5644aeec0c50092d3a99237.jpg)
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The Standard, Bangkok Mahanakhon(ザ・スタンダード・バンコク・マハナコーン)
所在地 114 Narathiwas Rd, Silom, Bangrak, Bangkok
電話番号 0 2085 8888
客室数 155室
料金(1室) 6,200タイバーツ~(2名利用、朝食付き)
https://www.standardhotels.com/
![](https://crea.ismcdn.jp/common/images/blank.gif)
Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.06.18(日)
文=芹澤和美
撮影=志水 隆
構成=矢野詔次郎
CREA Traveller 2023 vol.2
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。