デザインはTwitterそっくり。では機能は?

 そんな「Bluesky」の画面デザインは、驚くほどTwitterとそっくりです。投稿はツイートではなく「ポスト」と呼ばれますが、テキスト以外に画像を投稿できるなど、機能そのものはTwitterに酷似しています。一旦行った投稿の削除も行えますが、投稿後に内容の修正が行えない点はTwitterと同様です。

 ちなみに文字数の制限は140字ではなく300字まで。他のユーザの投稿に対してはリプライしたり、いいねやリポスト(Twitterで言うところのリツイートに相当)も行えます。

 フィード(Twitterのタイムラインに相当)は、自分がフォローしているユーザのフィードと、現在トレンドになっているフィードの2つで構成されています。Twitterで言うところのリスト機能は今のところ存在しませんが、今後実装される可能性はあるでしょう。

 他のユーザをフォローしたり、されたりする機能も、Twitterと同じく実装されており、いいねやリポスト、返信といったフォロワーのアクションをまとめて表示するタブもあります。ミュートやブロックといった機能は最近になって追加され、Twitterと同じ使い勝手で利用できるようになりました。

 

細かなところをみると色々と違いが…

 見た目も機能も、Twitterとそっくりに見えるBlueskyですが、細かい点では違いがあります。例えば投稿できるのはテキストや画像だけで、動画を投稿したり、アンケートを取ったり、また公開範囲や返信可能なアカウントを指定するといった、Twitterにあとから追加された機能はありません。シンプルだった昔のTwitterそのままの印象です。

 またURLを貼り付けた時も、タイトルやサムネイルが自動的に読み込まれることはなく、たんにURLの文字列だけがベタ貼りされるなど、やや不親切な面もあります。いずれ改善されるはずですが、現時点では、気になったページを仲間に見てもらうために気軽にURLを投稿する用途には、いまいち使いづらい仕様です。

2023.06.07(水)
文=山口真弘