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齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#1
齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#2
齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#3
齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#4
齋藤 薫が選ぶ美容の名品 まとめ#5
資生堂
イハダ 薬用クリアバーム
お薬コスメがこんなに快感 こんなに優秀なんて
![イハダ 薬用クリアバーム[医薬部外品]18g 1,760円/資生堂薬品](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/0/1280wm/img_a0c0e8da19d26926ebfcbe1527d3994d49553.jpg)
シミに肌荒れ、くすみに赤み……普通ならばプレステージブランドが最先端を競う美白エイジングケアで行うような働きかけを、この1,000円台のお薬コスメがやってのけてしまう。これこそが化粧品の良心、なのだろう。
高精製ワセリン配合、薬用バームとは思えない、肌でとろけるようななめらかな使い心地、全くベタつかないみずみずしさまで実現したことで大ヒットした、地味なのに光り輝く一品。
勇心酒造
ライース リペア コンセントレーションD
日本で唯一保湿能改善を認められた絶対保湿って
![ライース リペア コンセントレーションD[医薬部外品]30mL 14,300円/勇心酒造](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/6/1280wm/img_b6196b72d87f384f9e1a558b0676988972108.jpg)
勇心は250年の歴史がある造り酒屋の老舗。しかし米と発酵の無限の力を感じて、ある種の使命感から5代目が研究者となり、肌の保湿能を改善する唯一の薬用成分「ライスパワーNo.11」を生み出した。
成分を他ブランドに提供する一方で、自らも化粧品開発に取り組んで生まれたのがこのライースリペア。単に乾かさないだけではない。深いところで潤う力を育む働きかけから、アトピー肌さえ克服するための救いの美容液、なのである。
カネボウインターナショナルDiv.
カネボウ スマイル パフォーマー
笑顔を形状記憶して幸せ運ぶシートマスク!?

文字通りの美しい笑顔を作るためのシートマスクは、幸せになるための化粧品として、偶然か必然かコロナ禍の真っ只中、これまでになかった評価を獲得。口角から頬全体をぐいっとこめかみにまで引き上げて、そのままホールド、形状記憶させるような働きで、一日中幸せな気持ちまでを持続させてくれる。
2つのバンドが強力に密着する特殊なシート、他のものでは味わえない強力なホールド感が、超絶に気持ちよくて癖になる。
カネボウインターナショナルDiv.
日本ゼトック
ヘパトリート 薬用オールインワンジェル
ヘパリン類似物質を惜しみなく塗るなら絶対これ
![ヘパトリート 薬用オールインワンジェル[医薬部外品]280mL 1,980円/日本ゼトック](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/4/1280wm/img_d45d91bf762325d904c2fd3812ae6cf264403.jpg)
皮膚科医が治療で処方してきた保水有効成分「ヘパリン類似物質」大量配合の薬用オールインワンジェル。水分保持機能やバリア機能を高め、血行促進もすることから、今やエイジングケア成分としても引っ張りだこ。ここにヒアルロン酸やコラーゲン、ヨクイニンやアロエまでを配合したプルプルジェルは、顔にも体にも惜しみなく使えて、敏感肌にも赤ちゃんにも。しかもオールインワン的な働きもあって、正直こんな名品めったにない。
日本ゼトック
» 「齋藤薫が選ぶ美容の名品100」
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齋藤 薫(さいとう かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌で多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。CREAには1989年の創刊以来、常に寄稿している。

2023.06.01(木)
文=齋藤 薫
写真=釜谷洋史
CREA 2023年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。