この記事の連載
オアフメイドの美味しい手土産 #1
オアフメイドの美味しい手土産 #2
オアフメイドの美味しい手土産 #3
エコロジカルな農園で美味しい手土産を見つけた。人気のアクティビティ、ファームツアーに参加して正真正銘の「オアフメイド」を手に入れよう。
オアフ島の牧場や農園など、今おすすめのスポット3カ所を、3回に渡りご紹介。
古代の王族の聖地でマラマの精神を学ぶ
◆Kualoa Ranch(クアロア・ランチ)

「クアロア・ランチ」は、オアフのアクティビティの定番といえる観光牧場だが、実は長年、サステナブル部門に力を入れてきた。

山から海まで、東京ドームの450倍に相当する敷地では、土地本来の自然を生かしながら、農業、牧畜、エビやカキの養殖などを手がけて地産地消を実践。

パンデミックで観光客が激減していた期間は、在来植物の保全活動、絶滅危惧種を含む水鳥の観察プログラムにも、より注力することができたという。

そうした活動を学べるのが、2021年にスタートした「マラマ体験ツアー」。ここで育てられているタロイモについて学ぶことで、クック船長が来る前のハワイの姿や暮らし、精神性を知ることができる。

ときには水田に入り、草取りやタロイモの収穫、伝統的なハレ(小屋)の屋根の葺き替えに参加することも。ボンヤリしていたマラマ=思いやりという言葉の解像度が上がる経験だ。
Kualoa Ranch(クアロア・ランチ)
所在地 49-560 Kamehameha Hwy., Kaneohe
電話番号 808 237 7321
営業時間 7:30~18:00
定休日 無休
※「マラマ体験ツアー」の開催はウェブサイトで確認。料金/大人 51.95ドル、子ども(5~12歳) 36.95ドル。所要時間/約2時間。要予約。
https://www.kualoa.com/

Column
CREA Traveller
文藝春秋が発行するラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」の公式サイト。国内外の憧れのデスティネーションの魅力と、ハイクオリティな旅の情報をお届けします。
2023.03.06(月)
文=伊藤由起
撮影=志水 隆
コーディネート=本間律江、工藤まや
CREA Traveller 2023 vol.1
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。