この記事の連載

おとなになったらどんな風に生きていきたい?

 そして、2杯目のカクテル「フレッチャロッサ」にも手を伸ばす。そもそも「フレッチャロッサ」とは、イタリアの高速列車の名称。トリノのカカオリキュール、ミラノのカンパリ、ローマの白ワイン、サレルノのモッツァレラウォーターと、停車する4つの主要駅からインスパイアされた素材を配合して作られた奇跡の1杯だ。

 横にちょこんと添えられたイタリアの形をしたレモンに「かわいいっ」と目じりを下げて小さくはしゃいだ河合さん。一口飲むと、「とろみがある気がします。めちゃくちゃおいしいですね……!」と興奮気味に川久保さんに伝える。

 さらに話題は、「もっとおとなになり年を重ねたら、どんな風に生きていきたい?」という理想にも及んだ。

 「最近、二拠点生活がすごく楽しそうだなと単純に思っています。ロケでいろいろなところへ行かせていただくたびに“あ、ここいいな”“ここに住んだら最高だろうな”と思うんです」と、胸をときめかせる。

 確かに、今は二拠点を構え生活している俳優も少なくない。22歳の現在はまだ早いとしても、10年後、いや、5年後には、もしかしての夢で終わらない話かもしれない。

 「いろいろと余裕があれば、できますかね……? 自分ひとりならどこででも生活できるし、まだどうにでもなるなとは思っています」と、様々な可能性に思いをめぐらせる。それは日本だけにとどまらず、海外の生活も視野に入れつつ、のようだ。

「去年、仕事で海外に行ったときにすごく楽しかったんです。ずっと住みたいかはまだわからないけど……自由な感じが居心地よかったので、いいなあと憧れていますね」。

2023.02.22(水)
Text=Kyoko Akayama
Photographs=Miki Fukano
Hair & make-up=Aya Murakami
Styling=Tatsuya Yoshida