髪質キープしながらシャンプー

 では、カラーシャンプーです。

 使用したのは、松原さんに推薦いただいたホーユー・ソマルカの「ブラウン」。

 品質も色も私にオススメとのこと。

ソマルカ カラーシャンプー

https://www.hoyu-professional.com/product/care/somarca.html

 「使用頻度は週に1回か2回。量は500円玉分くらいで、組み合わせるトリートメントはいつも使っているものでOKです」と松原さん。

 それを聞いて、秘策を思いつきました。

 以前、サロントリートメント体験をした時に紹介してもらったケラスターゼの「マスク エクステンショニスト」をトリートメント兼シャンプーとして使うのです。

マスク エクステンショニスト

https://www.kerastase.jp/products/resistance/mask-extentioniste/

 というのも、サロン体験後にこのトリートメントを入手して最近使い始めていたのですが、凄く髪がケアされる上に、これだけで洗髪もできると知ったのです。

 つまり、トリートメントなのにシャンプーにもなるという夢のようなアイテムなのですよ。

 これをカラーシャンプーに合わせれば、「カラーシャンプーの洗浄力に期待せずに済む」=「使い過ぎなくて済む」=「髪を傷めずに済む」と考えました。

 というのも、カラーシャンプーは私には未知の存在でしたが、カラーにフィーチャーしている以上、「ケア」の実力については不明。

 そこで、ほんの少しだけを恐る恐る使いました。

 そのアフターがこちらです。

 シャンプーは普段よりも軽く行い、しばらくタオルで巻いた後で流して先のトリートメント兼シャンプーを使用。

 すると一度のシャンプーで色褪せていた部分がかなり補修されたのです。驚きました!

 ただし、お見せしている写真は2日連続でシャンプーした後のもの。連続で行った理由については後で詳しく書きますが、まずはビフォーと比べてみましょう。

 アフターと並べてみます。

 ビフォーと比べると、アフターでは色褪せた部分が減り、髪がつややかに見えます。

 また、頭頂部は地毛の黒さが目立っていましたが、アフターでは減っている印象です。これもハイライトカラーのおかげのグラデーション効果でしょうか。

 カラーシャンプーは、一度使用するだけでもかなり色が補整されたのと、トリートメントを選んだおかげか髪も傷まなかったので、「使えるかも」と思いました。また、使ったタオルはもちろん、手にもお風呂場にも色がつくことはなく、汚れもありませんでした。

 ただし、注意点がいくつかあります。

 私は先に書いた通り、実は2日連続でカラーシャンプーをしてしまったのですね。しかも、1日目で髪が傷まなかったので、「毎日するとより効果があるかも?」と考えてしまったのと、とある美容師の方のブログに、「色をよりつけたい場合は、長め&多めにつけると良い」と書いてあったのを試したかったから。

 しかし連続で長く行ったために、毛先が傷んでしまいました……。

 なのに「色づき」は、1日目と変わらず。

 松原さんがおっしゃったように「週に1、2回レベルで使う」のが適当だと思いました。

 また、分量も通常のシャンプーよりかなり少なめで私には十分でしたし、時間も「置く」必要はなく、洗ったらすぐに流せばいいとわかりました。つまり、実はかなり簡単なのですよ。

 もう一つ、私はカラーシャンプーを「何色にでも染めてくれるものだ」と誤解していましたが、「髪染め」ではないので、黒髪は染まりません。元の色より明るくすることもできません。

 私の場合はハイライト体験時のブリーチをした部分に色が乗った感じでしょうか。

 また、カラーシャンプーをしてから1週間程度は美容院でカラーができないので、その辺りを意識して使ってみるといいでしょう。

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

Column

にらさわあきこの日々是実践美容道

 新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。

2023.02.12(日)
文・写真=にらさわあきこ