この記事の連載
- ハイライトカラー体験【前篇】
- ハイライトカラー体験【後篇】
こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。
皆さまは、髪の色をどうしていますか? 担当美容師さんに任せていますか? それとも細かくオーダーしていますか?
私は3年くらい前から、悩むようになりました。
というのも年齢を重ねるにつれ、髪が弱くなってきたので、傷んで見える明るい色に挑戦しづらくなったのです。が、暗いと陰気に見えてイヤ……。
そこで、人気ヘアサロンのカキモトアームズ銀座店に相談に行ったところ、おしゃれハイライトを勧められました。それが予想外に良かったので、ハイライトのメリット・デメリットと共に、2回にわたり、ご紹介します。
髪質が変わったらどうする?
まずは、私の悩みから。
私は元々、髪の色はサロンにお任せしてきました。カットと一緒にオーダーする時は、「おしゃれに見えて今っぽく、それでいて小顔に見えるスタイルで」「だけど、あんまり切らないで」と言いたい放題でした。が、毎回おしゃれに仕上げていただけるので、会う人からは、「美容院どこ?」と聞いていただけていたほどでした。
それが、3年くらい前から変わりました。
当時、パーマをかけて傷んだので、フォローのために暗めにしたら、戻しづらくなったのです。
というのも、年齢的に髪質が変化して弱くなってきたこともあり、「カラーで傷んでも以前のように補修できる力がないのでは?」とか、「年齢的にも、明るめって図々しい(痛々しい)のでは?」とか、「そもそも、明るくすること自体が、傷んで見えるのでは?」と心配するようになったのです。
しかも、その一方で、世の中はマスク時代に突入。
髪の色が暗いと、私は全体的に暗い印象になってしまいます。
私はロングでストレートな上、前髪を常に「あり」にしているので、マスクをすると暗さは増大。
「ならば、前髪を上げて顔を出せばいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、顔はあまり出したくない(強調!)。
悩んだ結果、素敵なヘアカラーをしている友人の担当美容師さん(!)から紹介してもらった、カラーリストのいるサロン、カキモトアームズに相談に行きました。
ニュアンスを生むハイライト
伺ったのは、カキモトアームズ銀座店。
2021年にリニューアルしたこちらは、ゆったりとした造りでリラックスできそうな内観です。
カキモトアームズ
電話予約をした時に、「髪の色を明るくしたい」と伝えたところ、「ではハイライトはどうでしょう?」と提案していただきました。
その時は、「お任せします」と予約日時を決めたのですが、訪問までに調べたところ、ハイライトをするには髪の一部をブリーチする必要があるというのです!
……ブリーチ!
ブリーチと言えば、金髪などにする場合に行う、髪の色を抜く行為。
私も死ぬまでに一度くらいは金髪にしたいと思ってはいますが、今じゃない。
今は、髪質をキープしたうえでおしゃれカラーにしたいので、髪をわざわざ傷める行為はしたくないと思いました。
が、実際に店舗に伺って、担当してくださったカラーリストの松原さんの作品集を見ているうちに、気持ちが変わってしまいました。
というのも、松原さんを始め、カキモトアームズのハイライトが、想像していたような「ラインがバリバリに目立つ」デザインのものだけでなく、ごくごく自然でカッコいいツヤ感アリのパターンまでも取り揃えていたから。
しかも松原さんが一瞬席を外したすきに対応してくれたスタッフの方曰く、「2年くらい前から世界的にハイライトブームが来ていて、欧米では今、かなりハイライトが盛んだ」というのです。
曰く、流行りのハイライトとは、「透明感を生みだしたり、ニュアンスを作りだしたりするもの」で、私が憧れている自然な感じの抜け感のある髪色は、ハイライトで作られているものが多いということも初めて知りました。
とはいえ、私にとって一番の問題は、「髪が傷むか、否か」です。
この点に関して、細かく質問したところ、「髪を傷めないように丁寧に施術するのが大事」で、「ハイライトは必ずサロン推奨のトリートメントと同時に行うべき」ということや、「ハイライトを入れる量を加減し(少なめにして)」、「その後のケアを頑張る」ことでダメージが気にならないレベルでできるのではないかとの見立てをいただきました。
松原和成さんInstagram
2022.09.18(日)
文・撮影=にらさわあきこ
写真提供=カキモトアームズ