千年以上もの間、温泉地として多くの賓客をもてなしてきた熱海。
明治30年に尾崎紅葉が描いた『金色夜叉』で知られる「お宮の松」の正面、初島を臨む熱海の中心地ともいえる場所に全室バトラーサービスを完備した新感覚のラグジュアリーを提案する「熱海パールスターホテル」が9月26日誕生しました。
最上級の室礼文化を体現
ホテルが目指したものは最高のおもてなし。
エントランスを抜けると、硯の船をイメージしたロビーと、雲母いぶしが共鳴する直線的な琴糸の間が目の前に現れます。
灯をテーマにした楮和紙を用いたオブジェが優しく光るメインロビーを眺めながら、客室へ向かうと著名な左官職人でありアーティストである久住有生による煌めく朱の夕波が表現された作品「Sunrise glow」が。光の当たり方によってさまざまに変化するその姿が、これからの滞在への期待感を高めてくれます。
ホテル内のすべての飾りや調度を、ゲストを迎えるための最適なしつらいで揃える。まさに、最上級の室礼文化を体現したホテルです。
2022.11.11(金)
文=CREA編集部