まだ見ぬ土地で見つけた、とっておきの旅時間
![幻想的な光景が広がる石見畳ヶ浦。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/d/1280wm/img_adf8e98f1fd3e3eb8a801f47b080b304103245.jpg)
「今度の旅はどこに行こう」「せっかくなら、初めての場所に行ってみたい」。
次の旅先に悩んでいるなら、おすすめしたいのが、島根県西部の「石見 (いわみ) エリア」。
![今回は、旅とビューティとグルメが大好きな、CREAアンバサダー・磯村実穂さんが1泊2日で石見エリアの旅を体験。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/1/1280wm/img_8148af6e7b6462b1b284d50a70a7011e123689.jpg)
古くからの独自の文化が息づきながら、おしゃれな新しいスポットも誕生している、まさにこれから注目のエリアです。
![〈写真左〉萩・石見空港は初めてという磯村さん。「飛行機の窓から見える青い海が素敵でした!」。〈写真右〉柴犬のルーツがあるのも実は石見エリア。毎月第1・3土曜の午前便到着時には、空港にて柴犬が旅行者をお迎えするイベントが。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/1/1280wm/img_c153d6608a23ee0be3367606c7980108106641.jpg)
石見エリアへのアクセスで便利なのが、羽田空港からANAが毎日2便を運航している萩・石見空港。午前便なら、羽田を8時25分に出発して、石見には10時05分着。午前中からたっぷり旅を楽しむことができます。
![レンタカー割引キャンペーンを利用する旅行者には、お得なクーポン「萩・石見ぶらり手形」「石見の神楽めしクーポン」をプレゼント!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/b/1280wm/img_cb9f33223fe1c7ffe21334b1e226a7d4183607.jpg)
さらに、萩・石見空港を2名以上で往復する旅行者には、レンタカーをなんと2日間2,000円で借りることができるキャンペーンも実施中です (2023年3月末まで)。
![青い海に囲まれた絶景開運スポット、宮ヶ島 衣毘須神社。大潮の満潮時には、神社へ続く浜の参道は海に沈んでしまうそう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/a/1280wm/img_fa40376f37492e3fff9da36a6ae09826149116.jpg)
◆山陰のモンサンミッシェル
さて、今回の石見エリアの旅のテーマは、「ワイン」と「美肌」と「福」。
まずは、旅の安全と幸福をお祈りしに宮ヶ島 衣毘須 (えびす) 神社へ。“山陰のモンサンミッシェル” ともいわれる、絶景の開運スポットです。
![「よい旅になりますように……」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/b/1280wm/img_ab8ce1c3f39f339cdafc49581ce48695197727.jpg)
神社の周りには、鮮やかな原色の海が広がっています。晴れた日には、その色彩はいっそう美しく、“山陰ブルー” と称賛されるほど。心がすっきり解放されて、素敵な旅の始まりとなること間違いなし!
![〈写真左〉山陰ブルーの海を眺める最高の場所。〈写真右〉御朱印も用意されています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/a/1280wm/img_7a331a970d6df0a3b8f99a8e77d8e6d6194690.jpg)
◆ぶどう園が経営する人気パン屋さん
幸運をしっかりお祈りしたあとは、車で15分ほどのところにあるパンとコンフィチュールのお店「モヌッカ」へ。こちらのお店、70年近くにわたってこの地で畑を守ってきた「田中葡萄園」による経営です。
![幻のぶどう品種「モヌッカ」を店名に掲げて17年。地域で愛されるパンとコンフィチュールのお店。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/d/1280wm/img_dd0544dc064f775ebba23e7e424c865e155738.jpg)
お店が開くのは、毎週木・金・土曜と第4日曜のみ。開店からしばらくすると、ハード系からおやつ系まで約80種のパンがずらりと並んで、店内は幸せな香りでいっぱい。製パン担当の次藤佳絵さんはパティシエ経験もあり、焼き菓子やコンフィチュールのおいしさも評判です。
![棚にずらりと並んだコンフィチュール。すべて自社農園で栽培されたぶどうを使い、「巨峰」「シャインマスカット×ジン」など、約30品種をラインナップ。完全無添加のナチュラルなおいしさが口に広がります。1個550円~。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/6/1280wm/img_06daef90488030adf0c71c49f6282b5e114258.jpg)
![上品な甘さの焼き菓子も美味。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/d/1280wm/img_9d274324c6e5bb73f51357a7de073246104871.jpg)
そして、この秋には “自園自醸” のワインがデビュー!
農園3代目の田中祐己さんが長年にわたり研究を重ね、満を持して世に送り出される、夢のワインです。
![このたびソムリエ資格を取得した磯村さん。「日本のワインのことをもっと知りたいと思っていて。今まさに生まれたばかりのワインに出会えるなんてうれしいですね」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/8/1280wm/img_d8f9cfcddd71a97c7cfda804c0dfc60e118512.jpg)
ぶどうの木が描かれたラベルも素敵な “Domaine Tanaka (ドメーヌ・タナカ)” のワイン。今回リリースされるのは、赤・白各4本で、なかでも注目が、世界でも田中葡萄園でしか栽培されていない独自品種「ブラックトルネード」を使った一本。
![この日、テイスティングしたのは、こちらの3本。左から、世界でも唯一のワイン「ブラックトルネード」、フルーティな味わいにうっとりする「ハニービーナス」、山ぶどうを使った野性味が魅力の「ヤマソービニヨン」。1本3,000円~。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/9/1280wm/img_d991c20d65f7e0ef1e1086799ed0f3af112310.jpg)
「車の運転は、このあとずっとおまかせして大丈夫ですよね (笑)」と、さっそくテイスティングする磯村さん。
「わぁ、いい香り……。そして本当においしい。こんなお店が近くにあったら毎日通っちゃいそう。お隣に引っ越してきたくなりますね」。
![ワインに合うパンと一緒にテイスティング。幸せなひとときを過ごせます (車・バイク・自転車などを運転する方は、テイスティングできません)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/1280wm/img_2b3052b1e5dc94bbe757f5e135f04fa5135121.jpg)
◆スタイリッシュなホテルで温泉&ランチ
石見エリアの旅で、ぜひ立ち寄りたいのが、古くから山陰と山陽を結ぶ交通の要衝であり、中世日本の香りを伝える街・益田。美しい建築も見どころの島根県芸術文化センター「グラントワ」などの必見スポットがあるほか、スタイリッシュな空間で話題の「マスコスホテル益田温泉」も必訪です。
![2019年に開業した「マスコスホテル益田温泉」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/8/1280wm/img_780662616874b6112a4fa2f600ede5e243702.jpg)
館内には、家具やファブリック、器など、地元の職人さんやクリエイターとのコラボレーションで生まれたアイテムがふんだんに取り入れられ、益田の新しい魅力を発信する新感覚の “クラフトホテル” となっています。
![ナチュラルな質感で統一され、心地いいステイを満喫できる「デラックスワイド」の客室。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/c/1280wm/img_5c9ebfc25254147a952bccfb444617b585720.jpg)
![最上階には開放感あふれる特別な一室「エグゼクティブテラス」も。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/4/1280wm/img_746b773c6b3ac155ba0677e8f0ee6c82119207.jpg)
市街にいながら温泉を楽しめるのもポイント。
宿泊ゲストだけでなく、日帰り入浴も可能で、広々としてまるでプールのようなお風呂は、最高に気持ちいいです。
![ホテルの地下から湧き出る温泉で満たされた大浴場 (女湯) 。肌にやさしい美肌の湯を、旅の途中に気軽に堪能できます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/8/1280wm/img_78f5a8416fb97458c2e787cd9aa361bd90233.jpg)
![ショップコーナーで器を手にする磯村さん。「地元の石見焼や、石州 (せきしゅう)瓦とコラボしたお皿など、とても素敵ですね」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/6/1280wm/img_b6608dfd1d4d77aa9fcdf34fd65d2c8d62611.jpg)
また、1階のロビーエリアには、地元の石見焼や萩焼などとコラボしたオリジナルプロダクツを購入できるショップコーナーも。
![左から、石州瓦陶器「亀谷窯業×マスコス」プレート (黒) 5,280円、ボウル 3,850円、石見焼「宮内窯×マスコス」プレート (白) 2,750円、カップ&ソーサー 3,850円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/9/1280wm/img_3935fc0e43d109816a51a695c82b086a81655.jpg)
ユニークなのが、この地方の特産「石州 (せきしゅう) 瓦」とのコラボで誕生したお皿。独特の色合いと質感に魅了されます。
![ランチの人気メニュー「マスコスハンバーグダブル (サラダ、スープ、ライス付き)」1,980円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/5/1280wm/img_b50c36d849b3324aed45bc662dc63d16148270.jpg)
そして、「マスコス・バー&ダイニング」にも、石見エリアならではがいっぱいです。
石見エリア東部の江津 (ごうつ) 市を拠点に建築や家具作りを手がけている「SUKIMONO」のテーブルや椅子が配され、石見焼などの器の上には地元の新鮮食材を使ったお料理が……。
![「いただきまーす!」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/a/1280wm/img_1a5c0965c12e2bdd81c18bd73c1e236a96290.jpg)
ランチで人気のハンバーグは、ジューシーで旨みたっぷり。地元ロースターが仕上げるスペシャルティコーヒーや、上質なスウィーツも美味。さらに、ディナーには焼き立てピッツァや海の幸のアヒージョなどが登場し、ゆったりくつろぎながら味わえます。
![ショーケースに並んだマフィンもおいしそう!](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/3/1280wm/img_a3dbe38121903709539ce730fb695f6f70105.jpg)
2022.11.17(木)
文=矢野詔次郎
写真=志水隆
協力=(公社)島根県観光連盟