ハワイ旅行に行かれたら、どんなお土産を購入されますか? マカデミアナッツチョコやホノルルクッキー、ライオンコーヒーなどでしょうか?
お土産を購入したら、実はハワイ産ではなかったという経験がある方もいらっしゃるかもしれません。せっかくなら、ハワイでしか購入できないものを買いたいですよね。
今回は、メイド・イン・ハワイ商品のことを徹底的にご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
メイド・イン・ハワイとは?
メイド・イン・ハワイって聞くと、どんなアイテムをイメージされるでしょうか? メイド・イン・ハワイの商品は、食品、加工品、工芸品といったものを想像されがちですが、雑貨、ジュエリー、アパレル、コスメ、アートと幅広くあります。
最近、ハワイ在住のアーティストが増えていて、おしゃれなメイド・イン・ハワイの商品がたくさんあります。というのも、コロナでロックダウンした際に、今までの仕事とは別の新しいことを始めたというアーティストや、自宅で過ごす時間が増えてクリエイティブなことを始めた方が多いのだとか。
ハワイのお花やレイのアートが特徴の「アロハ・デ・メレ」、サステイナブルなアパレルを作る「オネパア・ハワイ」、押し花のアートの「プレスド・バイ・ハナ」といった今話題のブランドも、コロナ禍で誕生しているんですよ。
メイド・イン・ハワイの認証プログラム
メイド・イン・ハワイの商品には、本物の「ハワイ産商品」であることを証明するためのプログラムが複数あります。そのプログラムとは、「メイド・イン・ハワイ」「メイド・イン・ハワイ・ウィズ・アロハ」「ハワイ・シール・オブ・クオリティ」「メイド・イン・マウイ」、「カウアイ・メイド」といったもの。
各認証プログラムによって定義は異なりますが、ハワイ州産業経済開発観光局の「メイド・イン・ハワイ」や、ハワイ州農務局の「メイド・イン・ハワイ・ウィズ・アロハ」は、ハワイ産の原料や材料を51パーセント以上使って、ハワイの人々により、ハワイで作られたものをメイド・イン・ハワイ商品と定義しています。
これらのウェブサイトを見ると、どんな商品が認定されているかわかりますよ。
そして、ハワイ州農務局による「ハワイ・シール・オブ・クオリティ」は、生産地がハワイであり、生鮮農作物は100パーセント、加工農産物は原材料の51パーセント以上がハワイ産であることが条件となっています。
認定された商品には、緑色や金色の認証マークのステッカーが貼られています。購入するときにわかりやすいので、目印にしてみてくださいね。
例えば、この「アイカネ・カウ・コーヒー」のパッケージには、「ハワイ・シール・オブ・クオリティ」の認証マークの緑のステッカーが貼られているのがわかりますよね。
他にも、カウアイ島産の原材料を使ったアパレル・ジュエリー・食品・飲料・雑貨などの商品には、カウアイ郡が設立した認証プログラム「カウアイ・メイド」や、マウイ島のマウイ商⼯会議所が設立した「メイド・イン・マウイ」といった認証プログラムがあります。
カウアイ・メイドに認定されている商品には「カウアイ・メイド」認証マークののステッカーが貼ってあるのがわかります。カウアイ・メイドに認定されている商品は、公式ウェブサイトで確認できます。
マウイ商工会議所が主催する毎年恒例のハワイアン航空「メイド・イン・マウイカウンティ・フェスティバル」では、地元で作られた商品が販売されています。
2014年からはじまった物産展に、出展するには、マウイ島にビジネス拠点があり、ハワイ産の原料や材料を51パーセント以上使用しているといった条件を満たす必要があります。メイド・イン・マウイに認定されている商品は、公式インスタグラムで確認できます。
2022.10.17(月)
文・撮影=宮本紗絵