街をメインフィールドとする動物写真家の佐々木まことさんが、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は100万枚超! そのなかから厳選した傑作の数々をご紹介します。


vol.158

「今年は3年ぶりに『だんじり祭』が通常開催されたみたいなのニャ♪ 下僕たちも嬉しそうだったのニャ♪♪」

『秋祭り』のシーズンです♪
私がよく撮影に行きます大阪の泉州エリアでは、秋祭りといえば『だんじり』!
ここ2年ほどコロナ禍で「中止」「無観客開催」となっておりました、全国的に有名な『岸和田だんじり祭』も、今年は3年ぶりに通常開催されました♪
写真は、以前『だんじり祭』が終わった頃に、いつも撮影に行きます漁港にて撮影しました1カットです。
野良にゃんこが座っております丸い木は、『だんじり』の『コマ』(車輪)で、刺さっている木の棒は『前梃子』(ブレーキなど制御する棒)です(ちなみに……コマ、前梃子は消耗品だそうです)。
だんじり祭が終わると、泉州エリアの漁港では使い終わった『コマ』『前梃子』を、漁師さんたちの焚き火用の薪に使うために積んである光景をよく目にします。
役目を終えました『コマ』『前梃子』は……薪にされるまでの暫しの間、漁港に住む野良にゃんこたちの『昼寝場所』『爪とぎ場』として利用されております♪

佐々木まこと(ささき まこと)

動物写真家。1968年北海道江別市生まれ、大阪府堺市在住。大阪芸術大学芸術学部写真学科を卒業後、同大学研究室に勤務。その後、'99年よりフリー。「わんこ」「にゃんこ」「どうぶつ」を関西圏を中心に全国津々浦々で神出鬼没にてストーカー撮影中。個展やグループ展などにも多数出展。著書に『ぼく、となりのわんこ』(オークラ出版)、電子書籍『となりのわんこ。vol.1~vol.3』(鈴屋出版)がある。最新写真集は『のらのいる風景』(鈴屋出版)。

Column

佐々木まことの犬猫脱力写真館

佐々木まことさんは、主に街をメインフィールドとした動物写真家。これまで、日本の津々浦々を散歩しながら撮りためた犬や猫の写真は、ゆうに100万枚を超えます。この連載では、その中から厳選した傑作の数々を一枚ずつご紹介していきます。

2022.09.28(水)
文・撮影=佐々木まこと