さすがのフルーツ王国。果物屋さんでは皮まで剥いてくれる

 果物屋さんでは、パイナップルを選ぶと皮を剥いてくれる。片手で持って、頭も皮もきれいに落とす。楕円形で巨大な台湾のスイカは、専用の長い包丁で切る。スイカにパイナップルは、まな板も使わず、口に入れる部分に一切触れないで切る。ゴミが減って、持ち帰りもコンパクト。果物屋さんはたくさんあるのに、どこもお客さんで賑わっている。主婦だけでなくおじさんも買い物に来る。

 食事はほぼ外食だし、野菜は加熱したものが多い台湾飯に、フレッシュジューススタンド、夜市のカットフルーツ屋台は、ビタミンや酵素が新鮮なフルーツから摂れてありがたい。肌がみんなピカピカして綺麗なのは、空気の湿度とフルーツのおかげと断言しよう。

次回はトレッキングや公園巡りなど、自然を感じる台湾旅について紹介します。

青木由香さん

神奈川県生まれ。台湾在住。多摩美術大学卒業後、世界各国を旅行するなか2003年に台北で語学を学ぶ。2005年に台湾の出版社から出版した『奇怪ねー台湾』がベストセラーに。2011年よりJFN系ラジオ『楽楽台湾』のパーソナリティを8年務める。2015年、台湾のいいものを紹介するショップ&ギャラリー『你好我好(ニーハオウーハオ)をオープン。「ほぼ日」の連載『台湾のまど』や各メディアで大好きな台湾を日本に紹介している。著書は『台湾ニイハオノート』『好好台湾』『最好的台湾』『台湾のいいものを持ち帰る』など多数。

暮らしの図鑑 台湾の日々 マネしたい生活のあれこれAtoZ×基礎知識×実践アイデア

長年台湾に暮らし、生活の隅々を体験してきた青木由香さんの日々を切り取った1冊。
衣食住から、人との接し方・関わり方までAtoZで紹介。観光旅行だけでは知ることができない、台湾の魅力に触れることができる。

青木由香 著
定価 1,980円(税込)
翔泳社
» この書籍を購入する(Amazonへリンク)