鈴ノ木 見に行く時間とかほんとないんですよ(笑)。現実は。

――泰さんは?

 「無」ですね。感情はそんなにありません(笑)。

癒しは「半身浴」「ウズベキスタンのハチミツ」

――そんな忙しい日々における癒しを教えてください。

 汗をかくのが好きなので、運動したり半身浴したりするくらいですね。すいません、普通で(笑)。

鈴ノ木 僕は、基本的に空を見たりくらいかな。でも、そういう日々の癒しも作んなきゃなと思いますね。ほんと何にもないな。息子と話すくらいかな。あ、最近、ウズベキスタンのハチミツにはまってますね。

――その産地は大切なんですか。

鈴ノ木 そう。ウズベキスタンじゃないとダメなんです。ぜんぜんちがうんですよ。それをヨーグルトに入れて食べることに癒しを感じていますね。本当にうまいんです。妻がネイルをやってもらっているところが副業で輸入もやっているんですが、最近、味をしめてボッタクるようになったから、もう手に入らないかもしれないって。

――ウズベキスタンの人が?

鈴ノ木 そう。ハチミツが儲かるとわかって、値段を釣り上げてきていて、僕はそこに脅威を感じていますね。

#2に続く

『コウノドリ』『ハコヅメ』の作者は、なぜ新連載のテーマに「歴史モノ」を選んだのか へ続く

2022.09.10(土)
文=岡部敬史