かつてはここ以外にも同じタイプの観覧車は各地にあったようだが、すべて閉園・撤去され、今は堀内公園にしか残っていない。小さな輪の色に合わせたカラフルなゴンドラは24台。高さは35m、一周およそ8分間。1人1回100円で乗ることができる。ゴンドラからは広大な濃尾平野を走る新幹線や名鉄電車が見え、電車好きの子供は特に喜ぶ。

 

ららぽーとエキスポシティ Redhorse OSAKA WHEEL(大阪府)

 2016年に開業したららぽーとエキスポシティ内にあるRedhorse OSAKA WHEELは、高さ123mで現在日本一大きな観覧車だ。世界で比べても5番目の大きさを誇っている。72台あるすべてのゴンドラがシースルーのアクリル製になっており、足元の景色が見え、かなりのスリルを味わえる(足元が見えないように敷くマットの貸し出しもあり)。

 世界初、地震に備えた免震構造を採用。定員6名のゴンドラ内はエアコン完備。ドリンクホルダーやコンセント、スピーカーにイヤホンジャックも備わり、スマートフォンで音楽を流しながら飲食も楽しめる、一周およそ18分間だ。

もはやこれは観覧車と言えるのか?

ドン・キホーテ道頓堀店 道頓堀大観覧車 えびすタワー(大阪府)

 大阪、道頓堀沿いにはひときわ目立つ珍しい観覧車がそびえている。観覧車は一般的に円形をしているが、これは世界初の長円形だ。横並びに4人座ることができるゴンドラが32台。乗り込むとゴンドラの内部が自動で水平回転し、座席が外側に180度回転する。この動作も世界初。

 もはやこれは観覧車と言えるのか? という疑問すら湧いてくる、新しいアトラクションとも言える。スタート時は建物の壁面に沿うように垂直移動し、頂上付近で半円を描く。頂上の高さ77mからの眺めは、遠くあべのハルカスや通天閣も見ることができ、大阪の街を一望することができる。一周およそ15分間だ。

NEWレオマワールド 足ブラ観覧車(香川県)

2022.09.09(金)
文=あさみん