タオルでぐるぐる巻きにして、先にスキンケアなどを済ませてもよいかもしれません。
(2)頭皮を乾かすつもりで乾かしましょう
ドライヤーでまず最初に乾かすのは、「髪の毛の根元」です。風の通りにくい根元は、頭皮にドライヤーの風を当てることで乾きやすくなります。
ドライヤーの風を髪の毛の表面に当てているだけだと、表面はすぐ乾きますが、密集する内側はなかなか乾いてくれません。ですから、髪の毛をドライヤーを持っていない方の手でめくるようにして、その隙間から頭皮に風を当ててみてください。
すると、ドライヤーの風が髪の毛の根元に当たるだけでなく、余った風が「髪の毛の中間」にも当たるため、効率よく乾かすことができます。
(3)ドライヤーを「持たない手」が重要
ドライヤーは持っている腕が疲れてしまうので、ついつい“風を当てているだけ”の状態になりがちです。ですが、これでは表面が乾きやすく、内側は乾きにくくなってしまいます。
また、ドライヤーのCMなどで、ドライヤーの風で毛先がなびいているシーンをよく見ますが、このやり方では、髪はなかなか乾きません。
ドライヤーは、両手で乾かすほうが圧倒的に速く乾きます。ドライヤーの風を通すように、ドライヤーを持っていない方の手で髪をめくって「隙間」を作る方が、圧倒的に効率が良くなります。この時、ドライヤーを持たない手は「熊手」のように「指の間」を開き気味にすると、風が通りやすくなります。
(4)ドライヤーはブンブン振らない
美容師さんは、必ずドライヤーを手首で振りながら乾かしていますが、自分で乾かす際には、ドライヤーをブンブン振る必要はありません。
美容師がドライヤーを振っている動作は、ドライヤーを向ける時に「お客様が熱くならないように」やっています。美容師には“お客様の体感”がわからないため、熱くなる前に熱を逃しているのです。
人に向けて熱くないようにドライヤーを当てるには技術が必要ですが、自分でドライヤーを当てる場合は別です。
2022.07.31(日)
文=操作イトウ