J-POPが好きすぎて、自らJ-POPのアイドルになった韓国出身のSOLI(ソリ)、21歳。2019年夏に結成され、2021年夏にメジャーデビューを果たした6人組「ミームトーキョー」のメンバーだ。

 今やK-POPアーティストに憧れて韓国に渡る若者は相当な人数になっており、この6、7年の間にK-POPチームでデビューした日本人メンバーは50人以上にのぼるが、逆のケースはかなり稀有だ。

 日本音楽のオタク級のファンとなり、日本でアイドルデビューしたものの、コロナ禍で日本を離れて活動しているという、彼女の熱意と本音に迫った。

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邦楽好きの母の影響で、SEKAI NO OWARIにドハマり

――どんなきっかけで、日本の音楽に興味を持ったのですか?

SOLI 母はギターを弾いたり歌ったり音楽に関することを色々やっていたので、日本のバンド音楽を色々聴いていて、ライブも観に行ったりしていました。母が一番好きなのは、X JAPANだったと思います。私も幼いころから母の影響で、日本の音楽を沢山聴いていました。挨拶程度の日本語も母から習っていましたね。

 そうして自然とJ-POPに接するようになり、最初は中島美嘉さんやX JAPANとかを聴いていましたが、自らハマったのはSEKAI NO OWARIです。

――SEKAI NO OWARIを好きになったのはいつですか?

SOLI 小学3~4年生のころです。YouTubeのアルゴリズムに出てきたのを偶然見てから気に入って、他の曲も見聴きするうちにファンになってしまいました。日本のツアーにも参加して、もらった物すべてをファイリングし、ファンクラブ情報も全部残しています。ライブチケットも残していますが、その時のレシートも取ってあります(笑)。

――完全にオタク級のファンですね(笑)。最高です。では韓国公演も観に行きましたか?

SOLI はい、もちろん行きました! これ、ちょっとオタクっぽくて少し恥ずかしいのですが……、アーティストを空港にお迎えに行って歓迎したり、お見送りしたりすることが、韓国ならではの文化なんですね。私はこの韓国らしい習慣が好きで、SEKAI NO OWARIが韓国へ来るときも、出迎えやお見送りにも行っていました。

2022.07.29(金)
文=筧 真帆