ボルトルは、奇抜な人で、現地の文化になじもうとするところもあるんですよね。新しいことが好きで、チャレンジする人というキャラクターでもあります。

高木 当時のモンゴル人がほとんどしないはずの湯浴みもしている。原作にもそういう描写ありましたものね。

蔵西 でも、ナンはわかってくれない。原作には、一瞬ボルトルの愛を感じる描写もあるんだけど、それもアッサムが現れたからなのかなくなって……。愛が実らないボルトルにがんばれって思ってしまいます!

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 こちらはインタビューの<前編>です。<後編>を読むにはこちら

 堂々完結となる『ペルシャの幻術師 2』5月20日より発売!

 1巻も大好評発売中です。

人物撮影/釜谷洋史 

イラン女性の社会進出や異常気象も…司馬遼太郎の幻のデビュー作『ペルシャの幻術師』が”新しい”ワケ へ続く

2022.05.28(土)
文=文春コミック